トップページ > くらしの情報 > 健康・福祉 > 予防接種 > こどもの予防接種 > 子宮頸がん予防「9価HPVワクチン」が公費接種の対象に
子宮頸がん予防「9価HPVワクチン」が公費接種の対象に
更新日:2025年4月1日
令和5年4月1日より、従来の「2価HPVワクチン」と「4価HPVワクチン」に加え、4月から「9価HPVワクチン」が定期接種の対象となり公費で接種可能になります。
9価HPVワクチン(シルガード9)について
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。
HPVにはいくつかの種類があり、9価HPVワクチンは、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。その中でも、子宮頸がんの原因の80~90%を占める、7種類(注1)のHPVの感染を予防することができます。
注:16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型
定期接種の開始時期
令和5年4月1日から
対象者
【定期接種】
小学6年生~高校1年生の女性
(標準的な接種期間は中学1年生)
【キャッチアップ接種】
条件付きで期間が延長されます。
詳細については、「子宮頸がん予防(HPV)ワクチンキャッチアップ接種の接種期間を条件付きで延長」をご覧ください。
接種スケジュール
厚労省「小学校6年~高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)」より
9価ワクチン(シルガード9)で接種を開始する方は、決められた間隔をあけて、合計2回または3回接種します。
いずれの場合も、1年以内に接種を終えることが望ましい。
注1………1回目と2回目の間隔を少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の
接種が必要になります。
注2・3…2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、
2回目は1回目から1か月以上(注2)、3回目は2回目から3か月以上(注3)あけます。
交互接種について
同じ種類のワクチンで接種を完了することが原則です。ただし、これまでに2価ワクチン(サーバリックス)または4価ワクチン(ガーダシル)を1回または2回接種した人が、医師とよく相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です。この場合にも公費で接種することができます。
なお、予防接種時には、接種履歴が分かるもの(母子健康手帳等)を医療機関へ持参してください。
注:2価ワクチン(サーバリックス)または4価ワクチン(ガーダシル)を接種した後に9価ワクチン(シルガード9)を接種することに対する効果やリスクについての科学的知見は限定されています。
接種できる医療機関
予防接種実施医療機関については、子どもの定期予防接種について(市ホームページ)をご覧ください。
なお、予防接種時には、接種履歴が分かるもの(母子健康手帳等)を医療機関へ持参してください。
よくあるQ&A
Q.すでに2価ワクチン(サーバリックス)または4価ワクチン(ガーダシル)を1回または2回接種したが、9価HPVワクチンを接種できますか?
A.同じ種類のワクチンで接種を完了することが原則です。ただし、医師とよく相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です。この場合にも公費で接種することができます。その際は、予防接種時には、接種履歴が分かるもの(母子健康手帳等)を医療機関へ持参してください。
Q.HPVワクチンや9価HPVワクチンについて詳しく知りたいです
A.厚生労働省の下記ホームページをご覧ください。
「HPVワクチンに関するQ&A」
「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん予防(HPV)ワクチン~」
「9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について」
Q.HPVワクチンに関して以下のような相談をしたいです。
・接種後に健康に異常があるとき
・不安や疑問があるとき、困ったことがあるとき
・HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、感染症全般について
・予防接種に健康被害救済制度について
A.厚生労働省の下記ホームページをご覧ください。
「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん予防(HPV)ワクチン~」内の”HPVワクチンに関する相談先一覧”
関連リンク
- 「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん予防(HPV)ワクチン~」(外部サイトにリンクします)
- HPVワクチンに関するQ&A(外部サイトにリンクします)
- 「9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について」(外部サイトにリンクします)