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ステキなカップルになるために 知ってる?デートDV
更新日:2015年10月9日
まずは、自分自身の恋愛をチェックしてみよう
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恋人ができたらチェック
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恋人のことが「好き、だけど、怖い」と思ったら
夫婦やパートナーなど親密な関係のなかでおこる暴力のことを、DV(ドメスティック・バイオレンス)といいます。
DVは夫婦間だけでおこっているように思われていますが、実は中高生や大学生など若い恋人同士の間でもおきています。 若い恋人同士の間でおこる暴力を「デートDV」と呼んでいます。
「好きな気持ちはあるけれど、何だか怖い、苦しい」と感じたら、それはデートDVです。
国が行った調査(平成26年度内閣府「男女間における暴力」)では、女の子で約5人に1人、男の子で約9人1人が交際相手から暴力を受けた経験があると答えています。デートDVは決して珍しいものではなく、私たちの身近な問題です。
デートDVってどんな暴力
- 身体的暴力
なぐる、ける、たたく、物を投げつける、髪の毛をひっぱる、押さえつける、など - 精神的暴力
バカにする、怒鳴る、束縛、不機嫌になるとムシする、暴言をはく、「別れたら死ぬ」などと言っておどす、など - 性的暴力
キスやセックスを無理やりする、求めに応じないと不機嫌になる、避妊に協力しない、性的な写真を無理やり撮る、など - 経済的暴力
お金をいつも払わせる、借りたお金を返さない、など - サイバー暴力
スマホや携帯のチェック、メールをすぐに返信しろと命令する、写真を送れと命令する、ネット上に許可なく書き込みする、など
なぜデートDVはおこるの
- 「女は男に従うものだ」というような考え方(ジェンダー意識)
- 「理由があれば暴力を振るっても仕方がない」という暴力を認める考え方(暴力容認意識)
- 「恋人なら自分の意見をきいて当然」というような一方的な恋愛観の押し付け
デートDVはお互いを尊重し合い、健全で対等な関係をきずけないところから始まるのです。
束縛は愛情表現
「恋人は自分のもの」という考えから、お互いを束縛することが愛情だと思われがちですが、本当にそうでしょか。
束縛とは「相手の自由を奪うこと」です。それは、愛情といえるのでしょうか。
束縛してしまう感情の根本には、自分が一人にされてしまうような不安感や、「恋人同士なら束縛して当然」という考えがあるのではないでしょうか。
相手の行動や自由を制限して安心するのではなく、お互いが心から信頼し成長し合えるカップルをめざしてみませんか。
すてきなカップルになるために大切なこと
お互いを尊重して、対等な関係をきずこう。
尊重とは、お互いの違いを理解し、認め合うこと。 対等とは、お互いに「No」が言い合える、受け入れられること。
お互いを尊重し、対等な関係をきずくことが、すてきなカップルになるためのヒケツです。
もし、友だちが被害にあっていたら、自分が被害にあっていたら
- 友だちの話に耳を傾けよう
- 「あなたは悪くない」と伝えよう
- 友だちと一緒に信頼できる大人に相談しよう
- 安全でいるためにできることを考えよう
- もし、相手と別れたとしてもケアは必要
もし、あなたが暴力をふるっていたら
- 暴力は間違った方法であることを認め、暴力をやめよう
- 暴力以外の問題解決の方法を考えよう
- 信頼できる大人に相談しよう
- DVについて正しい情報を集めよう
相談したい、デートDVについて知りたい
名前は言わなくても大丈夫。気になることは相談してみて。
詳細は、下記をご覧ください。
その他の相談窓口の詳細は、下記をご覧ください。
イラスト協力:Choru