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アフィリエイト・ドロップシッピング

更新日:2012年3月19日

インターネットを利用した手軽なサイドビジネス・副業に関する相談が目立っています。
中でも、インターネット上に自分のウェブサイトを作り、商品広告を出して収入を得るというアフィリエイトや、商品を販売して収入を得るドロップシッピングに関する相談が急増しています。

アフィリエイトとは、提携先の商品広告を自分のウェブサイト上に掲載し、その広告をクリックした人が提携先から商品を購入するなどした場合、一定額の報酬を得られるというものです。

ドロップシッピングとは、自分のウェブサイト上に商品を掲載し、商品の申込があった場合、メーカーや卸業者から申込者へ商品を直送するというものです(下図を参照ください)。

いずれの場合も、仲介業者に依頼して自分のウェブサイトを開設することが多く、その際に高額な契約を結び、トラブルが発生しています。

【事例】収入にならない(アフィリエイト)

副業を探していたところ、広告を載せてその商品が売れれば紹介料が振り込まれる、簡単な作業で収入は徐々に上げられると、アフィリエイトを勧められた。

ウェブサイトを作る必要があり、高額なので迷ったが、「お金は必ず入ってくるし、収支がマイナスになることはない」という業者の説明を信じて、業者にウェブサイトの作成を依頼し、約40万円の費用を支払った。商品広告を掲載してみたが、まったく収入にならないので、解約したい。

【事例】勧誘した業者とは関係ないと、解約に応じない(アフィリエイト)

業者Aから突然電話があり、アフィリエイトをしないかと勧誘された。「ウェブサイト上に広告を貼り付ける仕事で絶対に稼げる。しかし、商品の卸業者やサーバーを管理するサイトが必要。年間100万円はかかるので、安く済む業者Bを紹介する」などと言われたのを信じ、業者Bに契約を申し込み、代金60万円を業者Bの口座に振り込んだ。

ところが、業者Bはアフィリエイトのノウハウを教えているだけだとわかり、解約を申し出たが「できない」と言われた。

業者Aに連絡したが、「うちと業者Bは関係ない。解約するなら業者Bに言ってください」と言い、対応してくれない。業者Bに支払ったお金を返してほしい。

【事例】業者が倒産してしまった(ドロップシッピング)

メールマガジンで知ったドロップシッピングの仲介業者から、メールや電話で「月に30万円は稼げる」などと何度も勧誘され申し込んだ。その後ウェブサイトが完成したが、まったく注文が入らないうちに業者から「経営不振のため倒産した」との連絡が入った。業者に支払った約0万円を返金してほしい。

アドバイス

  1. 自分で努力せずに簡単に儲けられるなどという話は信じないこと
    ただ単に仲介業者が用意した広告を掲載するだけで、あとは業者任せで自分は何もしなくても儲かる、などという話はありえません。広告をクリックする人や商品を買ってくれる人を増やさなければ利益は得られません。ウェブサイトを作りさえすれば「誰でも簡単に稼げる」などといううまい話には乗らないようにしましょう。
  2. 高額な契約の場合は慎重に検討すること
    アフィリエイト、ドロップシッピングともに業者が多数存在しますが、中にはウェブサイトの作成や商品の卸・発送作業などを無料で行う業者もあります。ウェブサイトの作成やアフィリエイトのノウハウなどのために高額な費用が必要だと業者が言った場合は、無料で行う業者とどこが異なるのか、なぜそのような金額が必要なのかを考え、複数の業者のサービス内容などを比較し、慎重に検討しましょう。「必ず利益になる」、「高額な費用はすぐに回収できる」などという業者との契約は、特に注意が必要です。
  3. 契約前に十分に説明を受け、契約書類を確かめること
    契約前に、その仕組みや、どのように利益が生じるのかなどについて業者からきちんと説明を受け、契約内容を十分理解しましょう。メールマガジン発行やブログ作成、検索サイト対策など利益を上げるための努力が必要になることを契約前に告げられないケースが見られます。また、自分が販売したい商品を必ず販売できるとは限りません。
  4. 自分の仕事の事業者的性質に注意すること
    アフィリエイトやドロップシッピングにおける契約者は、商品の広告や販売を行うという点で、特定商取引法上の通信販売としての広告表示などの規制を受ける事業者に当たる可能性があります(事業者に該当する場合、特定商取引法による保護は受けられません)。
    こうした点にも留意して、契約するかどうかを慎重に検討すべきで、ウェブサイトの広告表示などには注意が必要です。
アフィリエイトのしくみ
ドロップシッピングのしく

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