出会い系サイト(有料メール交換サイト)
更新日:2012年3月19日
出会い系サイトをはじめとする有料メール交換サイトと消費者の間でトラブルが多く発生しています。出会い系サイトとは、見知らぬ異性との交際を希望する情報を多くの人が見られるように掲示し、電子メールなどでお互いに連絡を取り合えるようにするなど「出会いの場」を提供するサイトのことです。最近では、「出会いの場」を求めたものだけではなく、様々な手口で高額な利用料を支払わせる悪質サイトが増えています。
事例
2週間無料の出会い系サイトに登録。無料期間が終わる時に「会いたい」というメールが来たので、有料ポイントを買ってメールを交換し、日時を決めて会う約束をした。ところが、何度約束しても、直前になって「都合が悪い」「仕事が入った」等の理由で、一度も会えない。有料メールのやり取りが積み重なって、高額な利用料金を支払ってしまった。利用料金を返してほしい。
事例
高齢の父が、パソコンの出会い系サイトで「7500万円の遺産を渡したい」と言ってきた相手を信じ、メールをやり取りしているうちに、サイトの利用料金が50万円を超えた。相手と会う約束を10回以上しているが一度も会えずにいる。やめるよう説得しても聞き入れない。人が変わってしまったようだ。
事例
SNSに登録した後、芸能人のマネージャーと名乗る人物から「担当している芸能人の悩みを聴いてほしい」というメールがきた。同情心からメールを続け、利用料が高額になってしまったが、嘘だとわかった。
アドバイス
- メールの相手が「サクラ」かもしれないと疑うこと
「メル友になって欲しい」「芸能人の悩みを聞いてほしい」「メール交換してくれればお金をあげる」「財産を個人的に贈与したい」など、消費者をだまし、有料メールを使うよう誘導する手口について、全国的に多く相談が寄せられています。中には、事業者の「サクラ」行為が疑われる事例も多いため、ネット上の見知らぬ相手を簡単に信用しないことが重要です。
もし、本当に「サクラ」であったとしても、証明することは難しく、お金を取り戻すことは簡単ではありません。
- 無料だからと安易に利用しないこと
懸賞サイトや占いサイト等に登録をすると、出会い系のサイトから無料キャンペーンのメールが届くことなどがあります。「無料」と思って始めると、頻繁にメール交換するよう巧みに誘導され、高額な利用料金を請求されることもありますので、注意しましょう。
お問い合わせ
糸島市消費生活センター
電話番号:092-332-2098
ファクス番号:092-324-2531