クーリングオフできないの？

広報いとしま2024年5月号掲載分

 事例

1、ネット通販でバッグを注文。他サイトで同じようなバッグを安く売っていたので「クーリングオフしたい」と申し出たが、「できない」と言われた。

2、お店で時計を買った。文字盤が小さく使いにくいので、1週間後、レシートを添えて「返品したい」と申し出たが「返品・交換は一切受け付けていない」と言われた。

解説＆アドバイス

クーリングオフは、訪問販売や電話勧誘販売など、事業者側から不意打ち的な勧誘を受けて、冷静な判断ができないまま契約してしまった場合に、一定の期間であれば無条件で契約解除できる制度です。

【アドバイス】

1、ネット通販やテレビショッピングなどの通信販売は、クーリングオフの対象外です。解約や交換は事業者が決めた特約に従うことになります。事前に、解約・交換の可否や、その条件を確認しましょう。

2、店舗での契約も、クーリングオフの対象外です。返品や交換に応じるのは店舗のサービスになるので、原則受け付けてもらえないと考えま
しょう。

問い合わせ

 
糸島市消費生活センター

電話番号：332-2098

相談日時：9時～17時（土・日・祝日を除く）