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ヒトパピローマウイルス感染症と予防接種について

更新日:2024年4月1日

子宮頸がん予防(HPV)ワクチンについて

 ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

 現在日本において受けられる子宮頸がん予防(HPV)ワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類があります。
 サーバリックスとガーダシルは子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
 シルガード9は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。 
 HPVワクチンで、がんになる手前の状態(前がん病変)が減るとともに、がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。

 詳しい情報については下記関連リンクをご覧ください。

HPVワクチンの予防接種について

予防接種の対象者

 定期予防接種

  12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女性
  (小学校6年生~高校1年生相当。ただし、標準的な接種年齢は中学1年生)
   小学校6年生の4月下旬ごろに案内を送付します。

 子宮頸がん予防(HPV)ワクチンキャッチアップ接種:令和7年3月31日まで無料

  平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性

注:詳細につきましては、下記の市ホームページをご覧ください。
  ・「子どもの定期予防接種について」
  ・「子宮頸がん予防(HPV)ワクチンキャッチアップ接種、およびHPVワクチン任意接種費用の助成の実施最終年度についてお知らせ」

接種費用

 無料(公費負担)
 対象年齢を過ぎると、任意接種(全額自己負担)になります。

予防接種実施医療機関

市ホームページ「子どもの定期予防接種について」の”令和6年度定期予防接種実施医療機関一覧”をご確認ください。

接種スケジュール

R5HPVスケジュール
    厚労省「小学校6年~高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)」より

9価ワクチン(シルガード9)で接種を開始する方は、決められた間隔をあけて、合計2回または3回接種します。
いずれの場合も、1年以内に接種を終えることが望ましい。

注1………1回目と2回目の間隔を少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の
     接種が必要になります。
注2・3…2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、
     2回目は1回目から1か月以上(注2)、3回目は2回目から3か月以上(注3)あけます。


交互接種について

同じ種類のワクチンで接種を完了することが原則です。ただし、これまでに2価ワクチン(サーバリックス)または4価ワクチン(ガーダシル)を1回または2回接種した人が、医師とよく相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です。この場合にも公費で接種することができます。
なお、予防接種時には、接種履歴が分かるもの(母子健康手帳等)を医療機関へ持参してください。

注:2価ワクチン(サーバリックス)または4価ワクチン(ガーダシル)を接種した後に9価ワクチン(シルガード9)を接種することに対する効果やリスクについての科学的知見は限定されています。



よくある質問

Q.すでに2価ワクチン(サーバリックス)または4価ワクチン(ガーダシル)を1回または2回接種したが、9価HPVワクチンを接種できますか?

A.同じ種類のワクチンで接種を完了することが原則です。ただし、医師とよく相談のうえ、途中から9価ワクチンに変更し、残りの接種を完了することも可能です。この場合にも公費で接種することができます。その際は、予防接種時には、接種履歴が分かるもの(母子健康手帳等)を医療機関へ持参してください。

Q.HPVワクチンや9価HPVワクチンについて詳しく知りたいです

A.厚生労働省の下記ホームページをご覧ください。
  「HPVワクチンに関するQ&A」
  「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん予防(HPV)ワクチン~」
  「9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について」

Q.HPVワクチンに関して以下のような相談をしたいです。
  ・接種後に健康に異常があるとき
  ・不安や疑問があるとき、困ったことがあるとき
  ・HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、感染症全般について
  ・予防接種に健康被害救済制度について

A.厚生労働省の下記ホームページをご覧ください。
  「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん予防(HPV)ワクチン~」内の”HPVワクチンに関する相談先一覧”

お問い合わせ

子ども教育部 子育て支援課
窓口の場所:2階
ファクス番号:092-321-1139

母子保健係
電話番号:092-332-2095

児童相談係
電話番号:092-332-2095

子育て支援センターすくすく
電話番号:092-321-0464

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