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登山される方へ消防署からお願い
更新日:2025年06月02日
糸島市では、この数年間で山での事故が多発しています。糸島市消防署では、万が一の場合に備え充実した救助体制で救出に向かいますが、周囲の地形、気象の状況などにより救助活動が長時間におよぶことがあります。山の事故を未然に防ぐために以下のポイントを確認して安全に登山をしましょう。
山岳事故の状況(救出に時間を要した事案)
発生日時 | 発生場所 | 救出に要した時間 | 内容 |
令和2年6月29日 | 井原山 | 約6時間半 | 遭難 |
令和2年7月18日 | 井原山 | 約6時間半 | 転倒 |
令和2年9月13日 | 井原山 | 約9時間 | 行方不明 |
令和2年11月27日 | 雷山 | 約2時間 | 滑落 |
令和5年7月29日 | 井原山 | 約2時間 | 転倒 |
令和6年2月18日 | 二丈福井 | 約2時間 | 転倒 |
令和6年4月25日 | 雷山 | 約2時間 | 転倒 |
令和6年9月8日 | 井原山 | 約4時間 | 下肢の痙攣 |
令和6年9月26日 | 立石山 | 約2時間半 | 滑落 |
装備品について
- 携帯電話及びモバイルバッテリーを持参しましょう。スマートフォンを持っていれば事前にGPSアプリなどをダウンロードし、アプリを活用してルートや現在位置を確認しましょう。
- 飲料、雨具、地図、ヘッドライト、ホイッスルなどを携行しましょう。
ルート選びについて
- 日没が早まる時期に登山される場合には、暗くなって足元が見えなくなり、転倒してケガをするリスクが高くなります。日没前に下山できるようなルートを選びましょう。
- 好きなコースだけで決めるのではなく、自分の体力、技術も考えましょう。ガイドブックのコースタイムはあくまで目安であり、それ以上時間がかかる場合があります。
体調について
- 登山前日は十分に睡眠をとりましょう。
- 登山中、体調がすぐれない場合、これくらい大丈夫と安易に考えず中止する勇気をもちましょう。
- 下山時は体力、注意力が低下するとともに膝への負担がかかり、滑ったとき体を支えきれない場合がありますので注意しましょう。
- 熱中症に注意し、こまめに水分補給しましょう。
登る前に
- 出発前に現地の天気予報をみておきましょう。また悪天候の場合は登山を中止しましょう。
- 家族や知り合いの方に行く先、おおまかなコースを知らせておきましょう。
- 登山計画を立てましょう。
- 本人とわかる物を身につけ、連絡先を書いておきましょう。
- 登山ルート及び装備品の再確認を行いましょう。
- もしもの時を考えて2人以上で登山しましょう。
もし道に迷ったら
- まずは、元のルートに戻り一番近い目標物で現在地を確認しましょう。
- ルートを見失った場合は、むやみに動き回らず、すぐに救助要請をして救助を待ちましょう。
- ヘリコプターで捜索する場合もあるので、近くに空が見える場所があれば移動し合図しましょう。
事故にあってしまったら
- 携帯電話が使用できず、同行者が通報のために下山する場合は、滑落場所等にタオルやハンカチで目印をつけておきましょう。
- 救助を待つ場合、ケガをした方の体温低下に注意しましょう。
- ヘリコプターで救助する場合もあるので、空が見える広い場所で合図しましょう。