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「まる美展」インタビュー
更新日:2019年8月23日
教師陣が魅せる「芸術家」の一面
今回は8月20日(火曜日)から8月25日(日曜日)まで開催されている「まる美展」をインタビューさせていただきました。
中学校の美術部を担当している先生方7人と、ゲストとして2人、合計9人による展示会となっています。参加校は、前原中学校、前原西中学校、前原東中学校、志摩中学校、二丈中学校です。
前回のインタビューはこちら。
昨年に引き続いての作品に多くの新作を加え、先生方の多様な作品がいっぱいに飾られています。
絵本にもなりそうな愛らしい絵柄の砂絵や、想像力をかき立てられるようなビビッドカラーの四角い立体、絵の「枠」という概念を壊す絵画作品など、どれも見た瞬間に目を引かれます。
今回インタビューさせていただいた須ヶ原先生の作品は、こちらの造形と絵画を組み合わせた2点。
足の部分を立体にし、躍動感あふれる大作となっています。足の部分は角材を削り、本物の靴を履かせて作ったものだとのこと。学生時代にはバスケに親しみ、バスケ部の顧問の経験もあるとのことで、今までの経験をこめた作品だと伝わってくるようです。
実際に間近で見ると、とても大きく圧倒されるサイズですが、夏休み期間を利用して、以前描いていた絵を元にわずか2週間ほどで完成させたそうです。
細部まで描きこまれた鉛筆画や、和の空気を感じられる作品も飾られています。
しっとりと落ち着いた額装が、和紙や上質な空気とマッチして、味わい深い作品となっています。
仕事と両立させながらの作品作りは大変な作業だと思われますが、どちらにも集中して取り組む姿勢も、まさに生徒のお手本になっているのかもしれません。
奥の展示室では、勢いのある抽象画や風景画など、壁に丁寧に並べられています。ゲストとして、前原中学校の校長先生による写真も数点あり、美しい光景が鮮やかに加工され、どこか異文化の世界に迷い込んだような景色が楽しめます。
今回の「まる美展」のように、現職の美術の先生がどんな作品を普段作っているのかを実際に見ることは、あまりない経験ではないでしょうか?先生の「芸術家」としての顔を覗き、美術部の生徒さんはもちろん、学校関係でない方も、きっと刺激を受けるはずです。
彩り豊かな素敵な作品を楽しめる「まる美展」は8月25日(日曜日)まで。ぜひ、伊都郷土美術館にお越しください。
次回のインタビューは9月下旬頃に更新予定です。
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