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「糸島市中学校美術教職員作品展 まる美展」インタビュー
更新日:2018年8月27日
先生が巻き起こす、新たな芸術の旋風【糸島市中学校美術科教員作品展 まる美展】
今回は、8月21日(火曜日)から8月26日(日曜日)まで行われている「糸島市中学校美術科教員作品展 まる美展」でインタビューさせていただきました。
糸島市内の中学校で美術を教えている教師陣による作品展です。11名による38点の作品は、その一つ一つに違った魅力があり、その前衛的な発想と確かな技術を楽しめました。
作品のジャンルは様々で、彫刻や油絵、水墨画、写真などいろいろな表現があります。
色鮮やかな作品、重厚な作品、どれもクオリティの高さを感じますが、それだけでなく、こんなタイプの作品は見たことがない、という新鮮な驚きが連続しました。
入ってすぐの大展示室では、壁を靴が破壊しているような独特のオブジェがあり、まず目を引かれます。
さらに、ダンボールアートと呼ばれる手法で作られた人物画もあり、ダンボールの硬いけれど柔らかい材質を活かした作品が飾られています。
奥の展示室には、パステル画やアクリル画などが多数飾られています。
長糸を描いた風景画はどれも今年描かれたもので、その作品数にも驚かされます。
ポスターに使われていた絵の原画も見ることができました。
糸島市役所にも貼ってあり、中央の絵をご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。
砂絵というジャンルの作品も6点ありました。
実際に近くで見ると、ザラついた表面に不思議な色合いが出ています。
その他にも、ここですべてを解説はできないほどに面白い作品がたくさんありました。
学生時代には美術を学び、そして仕事でもずっと関わっていく。そうして長く芸術と歩み続けている先生方だからこそ、いろいろなジャンルでの開拓を行っていけるのだと感じました。
これらの作品は、放課後であったり休みの日であったり、仕事の合間を縫って仕上げられています。
中には完成まで半年もの時間がかかったという大きな絵画もあり、一つのものを作りあげるための苦労がうかがえます。
また、伊都郷土美術館での展示だけでなく、他の展示会や作品展などに出展されたものもあるとのこと。時間を最大限利用しながら満足いく作品を作り、発表していく努力は、入館者の目にも作品を通じて伝わってきます。
普段、生徒たちを指導する先生がどんな作品を作っているのか?
生徒の方も、ぜひこの夏休みに先生の渾身の作品を見に行かれてはどうでしょうか?もちろん学校関係でない方も、きっとたくさんの面白い発見ができます。
美術と共に歩み続ける先生方による「糸島市中学校美術科教員作品展 まる美展」は26日(日曜日)まで。
ぜひ伊都郷土美術館までいらしてください!
☆次回のインタビューは9月20日(木曜日)頃を予定しています。
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