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「第35回 好日文化作品展」インタビュー

更新日:2019年6月17日

活力あふれる、自由なオールジャンル作品展

今回は5月27日(火曜日)から6月2日(日曜日)まで開催されている「第35回 好日文化作品展」をインタビューさせていただきました。
「糸島地区退職教職員協議会」の芸術系サークルが集い、毎年開催している恒例の作品展です。
 前回のインタビューはこちら

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展示室には色とりどりの作品約160点が飾られ、毎年この展覧会を見続けてきた方からは、「年を追うごとに質、量ともにレベルアップしている」との声が数多く聞かれました。
  
作品のジャンルは多様で、絵手紙や書、絵画にくわえて、浴衣の布を利用して作られたワンピース、アートフラワー、新聞紙や段ボールを利用した作品、ランプシェードなど様々です。こんな作品も手作りできるのか、と細部までじっくりと眺めていたくなります。
 
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糸島地区退職教職員協議会には、芸術系以外にも卓球など様々なサークルがありますが、複数のサークルをかけもちしながら楽しく活動している人もたくさんいるようです。
 
月に1度のペースで活動を続ける絵手紙サークルでは、1回の集まりで2~4枚ほどの作品を完成させますが、描いたハガキは誰かに贈るように勧められているとのこと。世界に一枚だけのハガキは、贈る方も贈られる方も思い出に残る1枚になります。

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木やガラスに模様を張り付けて、立体的な作品を作る「デコパージュ」を行っているサークルでは、見ているだけでも楽しくなれるようなかわいらしい作品がたくさん飾られています。大和絵を「裂織」という手法などで再現したものなど、立体的なインパクトが魅力の一つ。
 
現在こうしたサークルに所属していても、教員時代から芸術活動を行っていたわけでなく、元は体育の教師であったりと意外な経歴の方もいて、誰でも気軽に楽しめるものとなっています。

年に一度の発表の機会は、会員にとっても良い励みとなるようで、一年間の成果を見てもらえるよう努力しうつ、約300名にも及ぶメンバーたちに出品を呼びかけています。こんな大がかりな展示会を成功させるためにも、事前に実行委員による打合せも経て、それぞれの個性が輝く配置となるよう、展示台の色や、敷布、様々な部分にこだわって展示しています。

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また、この好日作品展は、当初は盆栽の展示会として行われていたそうです。それが35年という月日が流れる間に、多くのサークルが生まれ、人の輪が広がって、今のような形に変わっていきました。去年も取材させていただきましたが、今年もまた新しい発見と驚きの連続で、大変賑やかな展覧会となっています。  

そしてこのサークルでは、作品を作ることと同じぐらいに、人との交流の機会が大事な要素になっています。普段の活動でも多くの人と語り合い、展示会のたびにまた人が訪れ、久しぶりの再会を楽しむことは生きる活力にもなります。こうした心地よい時間から生まれた作品は、活き活きと作り上げたことが伝わってくる、活気あるものとなっています。
 
アートの自由さと、賑やかな空間を感じられる「第35回 好日文化作品展」は6月2日(日曜日)まで。
ぜひ、伊都郷土美術館にお越しください。
 
次回のインタビューは6月初旬頃に更新予定です。
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お問い合わせ

教育部 文化課
窓口の場所:新館6階
代表番号:092-323-1111
直通番号:092-332-2093
ファクス番号:092-321-0920

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