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領地境絵図(りょうちさかいえず)
更新日:2015年4月16日
江戸時代、糸島はさまざまな藩に分断された複雑な領域支配を受けました。これは、東西それぞれに外様の大藩である福岡藩と譜代の雄である唐津藩に挟まれていることに起因しています。特に唐津藩は、大名が頻繁に変わるため、その石高にあわせて領地の広さも変わり、怡土郡の西部では、多くの藩が入り乱れることとになりました。
怡土郡西部は正保四(1647)年、唐津藩の寺沢氏が改易されると、幕府直轄領となり、享保二(1717)年以降には、唐津領、中津領、幕府領などに分割され、文政元(1818)年には幕府領に代わって対馬領が入ります。
多久村と東村付近は、福岡藩・中津藩・幕府領の接する場所であり、領地境を示す絵図と現地には三領境境石(さんりょうざかいさかいいし)が残っており、当時の領域争いの激しさを今に伝えています。
上図:領地境絵図
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- 「怡土郡福岡領多久村抱」
- 「御料怡土郡東村抱」
- 「壱番杭」から「六拾三番杭」
- 「御料 中津 福岡 三領境」
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