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福岡領境の境石群(ふくおかりょうさかいのさかいいしぐん)
更新日:2018年6月16日
江戸時代、糸島市の西部は複雑な支配体制にあり、福岡領、幕府領、唐津領、中津領、対馬領が存在していました。このような状況の中で、領地の境界を明確にするために木や石の杭が建てられ、それらの一部は現在も現地に残されています。
市の文化財に指定された一連の境石は、福岡領と幕府領、唐津領、中津領の境界に建てられたものです。平成26年度には、幕府領、福岡領、中津領に挟まれた旧・多久村と東村の境に残る30本の境石を「三領境境石」として市の史跡に指定しましたが、平成29年度にはこれらに加え、旧・神在村と多久村、旧・三坂村、雷村、飯原村に残る境石群を追加して指定し、名称を「福岡領境の境石群」に改めました。
- 旧・多久村(福岡領)、東村(幕府領)、富村(中津領)の境に残る63番境石 大きさ125×34×30センチメートル
- 「従是西南御料東村」 (これより西南 御料東村)
- 「従是北福岡領」 (これより北 福岡領)
- 「従是東仲津領富」 (これより東 中津領富)
注:境石の三面にそれぞれの銘文が刻まれています。
注:「御料」=幕府領のこと
注:「仲」は石に刻まれた原文のままです。
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