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働く世代の健康チャレンジ事業 インタビュー「社会福祉法人 二丈福祉会 特別養護老人ホーム 仙寿苑・はまぼう 様

更新日:2025年1月29日

働く世代の健康チャレンジ事業の取り組みの一つとして、健康づくりに取り組んでいる事業所へのインタビューを行っています。
第6回目は、社会福祉法人 二丈福祉会 特別養護老人ホーム 仙寿苑・はまぼう 様
会社で実践している健康づくりの取り組みについてインタビューさせていただきました。

「従業員の健康づくりが介護の質を高める」
社会福祉法人 二丈福祉会 特別養護老人ホーム 仙寿苑・はまぼう 様

会社概要

 企業名:社会福祉法人 二丈福祉会 特別養護老人ホーム はまぼう
 所在地:糸島市二丈深江2291-1
 代表者:理事長  香月あすか
 設立:平成26年1月1日
 従業員数:37名(2025年1月現在)
 事業内容:介護老人福祉施設、短期入所生活介護事業所

 企業名:社会福祉法人 二丈福祉会 特別養護老人ホーム 仙寿苑
 所在地:糸島市二丈深江2291-1
 代表者:理事長 香月あすか
 設立:平成2年4月10日
 従業員数:40名(2025年1月現在)
 事業内容:介護老人福祉施設、短期入所生活介護事業所


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写真提供 二丈福祉会

インタビュー内容

社会福祉法人二丈福祉会が運営する特別養護老人ホームの仙寿園とはまぼうは、糸島市二丈深江の高台にあり、深江の海を望める立地です。両施設とも「ふくおか健康づくり団体・事業所宣言」に登録し、さらなる従業員の健康づくりに取り組んでいます。
今回は糸島市の「働く世代の健康チャレンジ事業」の一環である「健康運動指導士の企業への派遣」を利用して、測定機器を使った健康への意識付けや実技講習を行う様子、健康促進の取り組みについて取材しました。

~「ふくおか健康づくり団体・事業所宣言」~
県内で事業活動を行う団体・事業所が、従業員やその家族又は県民一般を対象に、健診受診率の向上や食生活の改善、運動習慣の定着などの健康づくりに取組む際に、その取組み内容を宣言し、登録するというものです(福岡県ホームページより)。



【機器を使った測定と健康運動指導士による実技】

仙寿苑とはまぼうでは従業員と入居者が毎日ラジオ体操を行い、体を動かすことを習慣にしています。今回はラジオ体操の前に、従業員を対象とした足指筋力測定と骨健康度測定を実施。その後、従業員と入居者に向けて市から派遣された健康運動指導士の井上香織さんによる運動実技が行われました。

足指筋力測定では足の指でバーをつかむ力を測定し、年代別の測定評価グラフで自身の結果を確認します。井上さんは「足指の筋力が弱いと、バランスを崩しやすく、転倒のリスクが高まります」と鍛える必要性を伝えました。


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足指で片足ずつバーをギュッとつかみます



骨健康度測定は骨の健康度をAからEの5段階で測定します。従業員同士で「結果はどうだった?私はCだったよ」など会話が盛り上がる様子が見られ、測定後は結果を基に、同行した市の職員から食事や運動などの具体的なアドバイスを受けました。

測定した人からは「骨粗しょう症にならないように、普段から食事には気を使っています。今日は骨の健康度を知ることができて参考になりました。食事だけでなく、適度な運動も取り入れたいです」という感想が聞かれました。

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30秒ほどバーを軽く握り測定します

運動実技は入居者と一緒に、手首回しや手をぶらぶらと動かしてからピタッと止める動作、指を動かす運動など、生活に取り入れやすい運動を行いました。

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先生の掛け声に合わせて指を動かします


【「会社で取り組んでいる従業員への健康づくり」について話を聞きました】

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谷口千代美さん(左):はまぼう 施設長
持田逸美さん(右):仙寿苑 施設長


――会社の主な事業を教えてください。


谷口さん:社会福祉法人二丈福祉会は、地域福祉の充実発展に寄与することを主な目的として、高齢者や障がい者の通所や入所施設、ケアプランセンターなどの運営を行っています。

特別養護老人ホーム仙寿苑・はまぼうは、「輝かしい今日」と「希望に満ちた明日」のため、住み慣れた地域の中で、食事や入浴、排せつなどの支援を行う入所の施設です。



――「ふくおか健康づくり団体・事業所宣言」に登録しようと思ったきっかけは何ですか。


持田さん:高齢の方の日常生活のお世話をするにあたり、従業員の健康維持は最低限必要なことだと思うからです。また健康に働ける職場づくりは、従業員の離職予防につながると考えています。

谷口さん:介護職はシフトが不規則で、夜勤もあるので体調を崩しやすいです。従業員自身が健康づくりを意識することも大切だと思います。



――体力が要る仕事ですよね。従業員の健康管理で気になることや、課題に感じているところはありますか。


谷口さん:一番気になるのは腰痛ですね。私はぎっくり腰が原因で、前の職場を退職した経験があります。

持田さん:介護の仕事は抱き抱えるときに腰に負担が掛かるので、腰痛に悩んでいる人は多いと思います。



――確かに介護職は腰に負担が掛かるイメージがありますね。従業員の健康を維持するために取り組んでいることはありますか。


持田さん:ノーリフティングケアの取り組みを行っています。ノーリフティングケア(注1)とは、持ち上げ・抱え上げ・引きずりなどのケアを廃止し、リフト等の福祉用具を積極的に使用するとともに、職員の身体に負担のかかる作業を見直すものです。

私たちの施設は、福岡県ノーリフティングケア普及推進事業に令和2年度第1期生として参加し5年目です。糸島市内の介護事業所では、唯一の参加施設です。定期的に福岡地区の各事業所と、取り組み状況の報告や研修などを行っています。
注1)福岡県ノーリフティング推進事業について
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/care-nolift.html


谷口さん:腰痛予防体操の一つである「これだけ体操」のポスターを掲示して、従業員に意識付けをしたり、年2回アンケートによる腰痛調査を実施しています。

持田さん:その他、禁煙対策にも取り組んでいます。また、従業員のリフレッシュを図るため、有給休暇は取りやすい環境をつくっています。1ヶ月当たりの変形労働時間制を取り入れているので、子どもの学校行事などで数時間仕事から離れることも可能です。働きやすい職場を目指しています。


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介護中の様子 写真提供 二丈福祉会


――多くの取り組みをされていますね。従業員や会社にどんな効果がありましたか。


谷口さん:腰痛が原因で辞める従業員はゼロになりました。

また人の力に頼った力任せのケアは、介護される側にとっても体が緊張し、ケガをする可能性があるので、ノーリフティングケアを取り入れたことによって入居者のケガも減りました。

持田さん:禁煙対策では、場所や時間など喫煙職員自らルール作りを行った結果、「本数が減った」「仕事中には吸わなくなった」という人もいて、健康への意識改革につながっていると思います。


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仕事中の様子 写真提供 二丈福祉会

――今後さらに従業員の健康づくりで力を入れたいことはありますか。


谷口さん:令和6年11月に4人でチームを組んで、糸島市で行われた「働く世代チャレンジウォーク~歩こう!1日8000歩!~」に参加しました。こういう楽しみながら参加できる企画にもっと多くの従業員と参加したいですね。

持田さん:健康で長く働ける職場作りを目指したいです。仙寿苑の介護の現場では、70代の従業員や80代の清掃スタッフなど高齢の方も多いです。みんなに元気で長く働いてほしいです。

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働く世代の健康づくりを応援する取り組みは他にもあります!

詳しくは下記をクリック yajirusi.png
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関連リンク 

社会福祉法人 二丈福祉会 特別養護老人ホーム 仙寿苑・はまぼう

(外部サイトにリンクします)

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健康福祉部 健康づくり課
窓口の場所:2階
ファクス番号:092-321-1139

健康企画係
電話番号:092-332-2069

健康推進係
電話番号:092-332-2069

健診係
電話番号:092-332-2069

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