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令和7年度 帯状疱疹予防接種について
更新日:2025年10月9日
令和7年度より帯状疱疹が定期予防接種に位置付けられたことに伴い、予防接種費用の一部助成を行います。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、過去に水痘にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経支配領域に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱が出現する病気です。合併症の一つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。
帯状疱疹は、70 歳代で発症する方が最も多くなっています。
対象者
糸島市に住民登録があり、下記に該当する生年月日の人
| <令和7年度の対象生年月日> | |
| 65歳 | 昭和35年4月2日~昭和36年4月1日 |
| 70歳 | 昭和30年4月2日~昭和31年4月1日 |
| 75歳 | 昭和25年4月2日~昭和26年4月1日 |
| 80歳 | 昭和20年4月2日~昭和21年4月1日 |
| 85歳 | 昭和15年4月2日~昭和16年4月1日 |
| 90歳 | 昭和10年4月2日~昭和11年4月1日 |
| 95歳 | 昭和5年4月2日~昭和6年4月1日 |
| 100歳 | 大正14年4月2日~大正15年4月1日 |
| 101歳以上 | 大正14年4月1日以前の生まれの人 注:令和7年度に限り100歳以上の人は全員対象。 |
・4月初旬頃、上記の対象者全員に帯状疱疹予防接種予診票 (びわ色)を送付します。
・令和7年度の対象となっている方は、令和7年度に限り定期予防接種の対象です。5年後の令和12年度以降は対象が65歳の方のみとなります。
これを逃すと任意接種となり全額自己負担となります。
・60歳~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害がある人(身体障害者手帳1級相当)も対象になります。
健康づくり課または医療機関から予診票を受け取り、身体障害者手帳1級または同程度とみなされる状態であることがわかる書類を医療機関に持参してください。
注:「身体障害者手帳1級」をお持ちでも、上記障がい種別以外の人は該当しません。
・過去に帯状疱疹ワクチンの接種を受けたことがある人は対象外です。
注:基本的には接種したことがある方は対象とならないものの「当該予防接種を行う必要がある」と医療機関において医師に診断された場合は、接種の対象となります。
注:本人から接種希望の意志確認ができない場合や、上記の対象者以外の人は、任意接種(全額自己負担)となります。
費用助成期間
助成期間は、令和7年4月1日から令和8年3月31日です。
注:期間外の接種は、全額自己負担となります。
接種費用(自己負担金)
生ワクチン3,000円/回
組換えワクチン7,000円/回
注:組換えワクチンは2回接種が必要です。2回接種した場合の自己負担金は、
7,000円×2回=14,000円となります。
注:接種対象者のうち、市県民税非課税世帯または生活保護世帯の人は、自己負担金が無料になります。詳しくは、「高齢者定期予防接種 自己負担金無料制度について」(別ページに移動します)をご覧ください。
接種場所
こちらの令和7年度帯状疱疹予防接種実施医療機関一覧をご覧ください。
また、糸島市外の医療機関でも、福岡県内の定期予防接種広域化実施医療機関であれば接種可能です。かかりつけの医療機関にお問い合わせいただくか、ページ下部の関連リンク「福岡県定期予防接種広域化実施医療機関」をご覧ください。
医療機関に持参するもの
- 帯状疱疹予防接種予診票 (びわ色)
- マイナ保険証もしくは資格確認書
- (市県民税非課税世帯または生活保護世帯の方のみ)無料対象者の確認書類(「高齢者予防接種 自己負担金無料制度について」(別ページに移動します)をご参照ください。)
帯状疱疹ワクチンとは
帯状疱疹ワクチンには生ワクチン(阪大微研:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)、組換えワクチン(GSK 社:シングリックス)の2種類があり、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。
| 生ワクチン (阪大微研) |
組換えワクチン (GSK 社) |
|
| 接種回数(接種方法) | 1回(皮下に接種) | 2回(筋肉内に接種) |
| 接種スケジュール | ― | 通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種 (注)病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、 接種間隔を1か月まで短縮できます。 |
| 接種できない方 | 病気や治療によって、免疫が低下している方は接種出来ません。 | 免疫の状態に関わらず接種可能です。 |
| 接種に注意が必要な方 | 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。 | 筋肉内に接種をするため、 血小板減少症や凝固障害を有する方、 抗凝固療法を実施されている方は 注意が必要です。 |
その他に、接種前に発熱を呈している方、重篤な急性疾患に罹っている方、それぞれの予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーを呈したことが明らかな方等はいずれのワクチンをも接種出来ません。
また、心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患を有する方、予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方、けいれんを起こしたことがある方、免疫不全と診断されている方や、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方、帯状疱疹ワクチン(生ワクチン、組換えワクチン)の成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方等はいずれのワクチンについても接種に注意が必要です。
帯状疱疹ワクチンの効果
| 生ワクチン (阪大微研) |
組換えワクチン (GSK 社) |
||
| 帯状疱疹に対する ワクチンの効果(報告) |
接種後1 年時点 | 6割程度の予防効果 | 9割以上の予防効果 |
| 接種後5年時点 | 4割程度の予防効果 | 9割程度の予防効果 | |
| 接種後10 年時点 | - | 7割程度の予防効果 | |
注:合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。
帯状疱疹ワクチンの安全性
ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。
| 主な副反応の発現割合 | 生ワクチン(阪大微研) | 組換えワクチン(GSK 社) |
| 70%以上 | ― | 疼痛(注) |
| 30%以上 | 発赤(注) | 発赤(注) 筋肉痛、疲労 |
| 10%以上 | そう痒感(注) 、熱感(注) 腫脹(注) 、疼痛(注) 、硬結(注) |
頭痛、腫脹(注) 悪寒、発熱、胃腸症状 |
| 1%以上 | 発疹、倦怠感 | そう痒感(注)、倦怠感、その他の疼痛 |
関連リンク
- 福岡県定期予防接種広域化実施医療機関(外部サイトにリンクします)



