市長あいさつ
更新日:2022年3月1日
このたびの市長選挙で、多くの市民の皆様からご支援、ご支持をいただき、引き続き3期目の市政を担わせていただくことになりました。
市民の皆様の期待に応え、市長という重責を果たすべく、今後の市政運営に全力で取組んでいくことを、あらためて強く決意したところでございます。
安心と豊かさが続く糸島を
これまで、移住支援やブランド糸島の取組の継続・強化、新駅や光回線整備など、本市の魅力や生活利便性の向上を図るとともに、子ども医療費の助成拡大、小中学校のトイレ洋式化や一人一台端末の整備など、子育て・教育環境の充実も図ってきました。
また、大型プロジェクトである運動公園と新庁舎の整備も着実に推進しており、国際村構想やサイエンスヴィレッジ構想など、新しいことにもチャレンジしてきました。
これらの取組の結果、観光入込客数は、令和元年には合併時の1.5倍の約700万人に、人口は10万3千人を超え過去最高を更新しており、『訪れたいまち』、『住みたいまち』は実現できたのではないかと考えております。
一方、20代の就職世代は極端な転出超過となっており、『働きたいまち』の実現は道半ばで、特に、農山漁村地域では人口減少、少子高齢化が加速しており、ブランド糸島を支える農林水産業の担い手の減少や地域コミュニティの維持、移動手段の確保などが、これまで以上に大きな課題となっています。
また、地球温暖化や気候変動に対する脱炭素の取組や大規模災害対策、老朽化する公共施設の維持・更新、市民サービスの充実のためのデジタルインフラ整備なども、重要度や緊急度が増してきています。
これらの課題に対応するためにも、糸島の豊かな自然や、地域コミュニティ、伝統・文化などを維持しながら、地域の産業を発展させ、『安心』と『豊かさ』が続く糸島づくりを進めていくことが、中長期的に、『誰ひとり取り残さない持続可能なまち』につながるのではないかと考えております。
「安心」と「豊かさ」に関する11の政策(公約)
今後の4年間につきましては、まずは、最優先の課題である新型コロナウイルス感染症の3回目ワクチン接種の加速化、市独自の地域経済の活性化に全力で取り組み、市民の皆様とともにつくり上げた第2次糸島市長期総合計画に掲げる『ワンランク上のまちづくり』の実現に向けて、市長公約として掲げた、『安心』と『豊かさ』に関する11の政策を推進してまいります。
また、コロナ禍等で加速するデジタル化など、社会変化への対応に必要なインフラ整備にも重点を置きながら、今後もさまざまな課題を克服し、これらの公約を着実に実現していく所存でございます。
- 防災力を強化します
- 子育て環境を充実します
- みんなの健康長寿を応援します
- 安心の地域福祉を構築します
- 人と人がつながり助け合うまちをつくります
- 頼りにされる市役所をつくります
- 快適で住みよい街をつくります
- 糸島らしい教育・文化を創造します
- 糸島しごとで稼ぎます
- カーボンニュートラルの環境都市をめざします
- いとしま学術研究都市をつくります
この公約を実現するための具体的な施策等については、後日「公約実現化プラン」を策定し、あらためてお知らせいたします。
コロナ禍という難局を乗り越え、『自立する糸島』、『安心できる糸島』、『挑戦する糸島』を目指した取組を進めることが、『誰ひとり取り残さない持続可能なまち』に繋がると考えております。
これからも市民、事業者の皆様とともに、市政運営に全力で取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。