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麻しん(はしか)に注意しましょう
更新日:2025年9月18日
福岡県内で麻しん(はしか)が発生しています
令和7年8月以降、福岡県では麻しん(はしか)の患者が継続的に確認されています。麻しんは世界的にも流行しており、感染拡大の可能性もあるため、今後も十分な注意が必要です。
麻しんは感染力が非常に強く、免疫を持っていない方が感染すると、ほぼ100%の確率で発症すると言われています。
麻しん(はしか)とは
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身性感染症です。
感染経路としては、空気感染(飛沫核感染)、飛沫感染、接触感染など様々な経路があります。感染力は極めて強く、麻しんの免疫を持たない人が感染するとほぼ100%の確率で症状が現れ、一度感染して発症すると生涯免疫が持続するといわれています。
感染すると10~12日(最大21日間)の潜伏期間の後に、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。
麻しんに伴って肺炎、中耳炎、脳炎などさまざまな合併症がみられることがあります。特に、脳炎は頻度は低い(1000人に1人)ものの死亡することがあり、注意が必要です。
麻しんの予防および感染拡大防止には、予防接種が有効です
麻しんは、手洗いやマスクのみでの予防はできませんが、予防接種(ワクチン接種)を行うことによって、95%以上の人が免疫を獲得することができると言われています。予防接種は、自分が感染しないためだけでなく、周りの人に感染を広げないためにも有効です。麻しんの罹患歴や予防接種歴を確認し、必要に応じて接種の検討をおすすめします。
定期接種 1歳になったら1回、小学校の入学前にもう1回予防接種を受けましょう
麻しん・風しん(MR)ワクチンは、定期予防接種の対象者であれば、指定医療機関にて無料で接種できます。未接種の方は、早めの接種をご検討ください。
定期接種の対象者
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1期:生後12か月~24か月未満(1歳になったら早めの接種を)
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2期:小学校入学前の1年間(5歳以上7歳未満のうち、就学前の1年間に該当する方)
対象外の方は有料となります。
任意接種
上記定期接種の対象でない方も、予防接種法に基づかない任意の接種が可能です(費用は自己負担となります)。
接種の可否や時期については、医療機関の医師にご相談ください。
接種できる医療機関
糸島市内で定期予防接種を実施している医療機関についてはこちら「令和7年度定期予防接種実施医療機関一覧」をご覧ください。
また、糸島市外の医療機関でも、福岡県内の定期予防接種広域化実施医療機関であれば接種可能です。関連リンクの「福岡県定期予防接種広域化実施医療機関」をご覧ください。
注)接種の際は、母子健康手帳など接種履歴がわかる書類をご持参ください。
医療機関への受診
麻しんの予防接種歴がない方で、発熱、咳、鼻水、眼球結膜の充血等 麻しんに特徴的な症状が現れた方は、事前に医療機関に電話で連絡し、指示に従って受診してください。
その際、症状出現日の10から12日前(感染したと推定される日)の行動(海外の流行地や人が多く集まる場所へ行ったかどうか等)について、医療機関にお伝えください。
関連リンク
- 福岡県「麻しん(はしか)に注意しましょう」(外部サイトにリンクします)
- 厚生労働省「麻しん(はしか)とは」(外部サイトにリンクします)
- 福岡県定期予防接種広域化実施医療機関(外部サイトにリンクします)



