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ロタウイルスワクチンが10月1日から定期予防接種になります
更新日:2020年9月18日
ロタウイルスとは
ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎は、乳幼児期(0~6歳頃)にかかりやすい病気です。ロタウイルスは感染力が強く、ごくわずかなウイルスが体内に入るだけで感染してしまいます。乳幼児は、激しい症状が出ることが多く、特に初めて感染したときに症状が強く出ます。
ロタウイルスワクチンの定期予防接種化について
ロタウイルスワクチンは、ロタウイルス胃腸炎の重症化を予防するもので、令和2年10月1日から定期接種(全額公費負担)が始まります。
対象者
令和2年8月1日以降に生まれた方
(ただし、9月30日までに接種された場合は、任意接種となり全額自己負担となります。)
対象者には、予診票を送付します。
ロタウイルスワクチンについて
ロタウイルスワクチンは2種類あり、どちらも飲むタイプの生ワクチンです。医療機関で相談し、どちらかのワクチンを選んでください。2種類とも、効果や安全性に差はありませんが、接種回数が異なります。特別な事情がない限り、途中で種類の変更はできませんので、最初に接種したワクチンを2回目以降も接種します。
ワクチンの種類 | ロタリックス | ロタテック |
接種対象者 | 出生6週0日後から24週0日 | 出生6週0日後から32週0日後 |
標準的な接種期間は、どちらも初回接種を生後2か月から出生14週6日後までに行います。 | ||
接種回数 | 2回接種 | 3回接種 |
接種後、特に 注意すること |
どちらのワクチンも、接種後(特に1~2週間)は腸重積症の症状に注意し、症状がみられた際には、すみやかに接種した医療機関を受診してください。 |
腸重積症について
腸重積症とは、腸管に腸管が入り込み、腸が閉塞状態になることです。ワクチン接種後1週間程度、腸重積の発症が、わずかですが上がる可能性が知られています。0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こることがある病気なので、ワクチンを接種しなくても注意が必要です。もともと、4~5か月齢ぐらいから月齢が上がるにつれて多くなる病気ですので、早めにワクチン接種を完了しましょう。
関連リンク
- 厚生労働省ホームページ「ロタウイルス」(外部サイトにリンクします)