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糸島漁協×株式会社ヴェントゥーノ 新スキンケアブランド&商品第1弾が発表されました!
更新日:2022年4月25日
糸島産メカブを活用した新スキンケアブランド・第1弾商品が完成
海藻のぬめりに含まれる成分「フコイダン」などを成分とした化粧品や健康食品を製造・販売している株式会社ヴェントゥーノが、この度新スキンケアブランド「人魚の伊都姫」を立ち上げました。また、ブランド第1弾として、糸島産メカブを使用したジェル・クリームパックが完成しました。
ブランド名「人魚の伊都姫」
人魚姫をモチーフに、海を守る象徴と美しさ優しさをイメージし、肌を優しく守り、糸島の豊かな海も守っていきたいという想いを込めて命名。
第1弾のパックは2種類製造し、4月25日に株式会社ヴェントゥーノ公式オンラインショップでの販売や、ふるさと納税返礼品(外部サイトにリンクします)として出品を開始しました。
注)ふるさと納税返礼品は、海藻ジェルパックモイストのみ出品しています。
その1 海藻クリームパック
糸島産メカブから抽出したメカブフコイダンを配合した保湿海藻パック
その2 海藻ジェルパックモイスト
糸島産メカブから抽出したメカブフコイダンを配合した高濃度・高保湿のスペシャル海藻パック
活動の経緯~糸島漁協と締結した「ブルーカーボン協定」~
商品開発に至った背景として、当企業と糸島漁業協同組合で締結した「ブルーカーボン推進における地域貢献協定」があります。
糸島の豊かな恵みから生まれた素材を積極的に活用したいという考えから、糸島産メカブの安定供給や新商品の開発等を進め、市内漁業者の所得向上等にも寄与する活動を進めることが協定に記載されています。
昨年6月に行われた記者会見の様子
ブルーカーボン協定締結の情報はこちら(外部サイトにアクセスします)
メカブの成分分析を九州大学の研究者が担う
この商品に使用されている糸島産メカブは、九州大学大学院食品免疫機能分析学寄附講座において、フコイダンを抽出し保湿試験を実施。その結果、保湿成分の一種である「ヒアルロン酸」に比べ、6時間後の保湿力が2倍になったことが確認されています。
研究を実施した農学研究院の宮崎准教授
九州大学大学院農学研究院 食品免疫機能分析学寄附講座の情報はこちら(外部サイトにアクセスします)
新たな水産資源創出・漁業者の所得向上への第一歩として
今後の糸島の漁業は、限りある資源を有効に利用し、その価値を最大限に高めていく必要があります。今回着目した「メカブ」の“食用”以外の活用は、水産資源に新たな価値の創出という意味合いでも大変興味深い取組となります。
引き続き双方で取組を進め、新たな海産資源の活用や、第2弾、第3弾の商品開発など、糸島の漁業者の所得向上などに寄与することが期待されています。
メカブ(イメージ) 食用以外(化粧品)の活用