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\九州大学があるまち/糸島市ならではの「九大寺子屋」をご紹介します
更新日:2025年4月22日

「九大寺子屋」とは
九州大学の学生が糸島市内の小学校へ出向き、日頃大学で学んでいることや、自らの研究内容を分かりやすく児童に教え、楽しく交流します。児童の学習意欲の向上や学ぶことの楽しさを感じてもらい、児童が九大生や九州大学に親しみや憧れを持ってもらうことを目的に、平成27年度から実施している「九州大学があるまち」糸島市ならではのユニークな事業です。
授業日は、小学校の土曜授業や九大生の夏休みなどの長期休暇時で、授業担当学生1名とサポート学生2~3名で進めます。

授業内容
小学校授業の1時限(40~45分間)等を九大生が受け持ち、スライド資料や実験器具を用いて児童に説明します。
九大生によって、学部や研究内容が違うので、九大生の数だけ授業のテーマがあります。
授業の一例を紹介します。
「身の回りの光について」
九州大学大学院理学府化学専攻の西里 将(にしざと たすく)さん ●所属・学位は当時のもの
注)スライド資料から一部抜粋しています。
実験1、2の結果で分かったことを踏まえて、実験3でなぜ虹色の光が返ってくるのか、みんなで意見を出し合い考えます。
授業のテーマは、宇宙・視覚・圧力・法律・化学・DNA・教育・哲学・・・など、多岐に渡ります/
どの授業も、小学校での学習が、大学での勉強やその後の将来にどのように役に立つのかを伝える内容になっています。
普段の小学校の授業では学ぶ機会の少ないテーマに触れることで、子どもたちの知見や視野が広がります。
- 授業の最後は、児童から九大生へ質問タイム♪
「毎日何時間くらい勉強しますか?」「大学には宿題はありますか?」
「小学生の時、苦手な科目はありましたか?」などたくさんの質問に、九大生が答えてくれます。
九大寺子屋メンバー
小学生に楽しくわかりやすく授業を担当してくれた令和6年度九大生寺子屋のメンバー!
小学校で授業を終えた後、令和7年度の実施に向けて市職員と意見を交換しました。
九大寺子屋は、九大生の協力によりブラッシュアップし続けています。
九大寺子屋通信
授業後には、児童に授業では聞けなかったことなど、質問や感想を書いてもらいます。
そこで出た質問などに答える「寺子屋通信」を後日九大生が作成し、小学校へお届けします。
(例)化石についての授業をした九大生が作成した寺子屋通信
この寺子屋通信は、各児童に配布されているタブレットで閲覧できるので、保護者も自宅で一緒に見ることができます。
児童・保護者・小学校の先生からの感想
児童アンケート
令和6年度に実施した児童アンケートの結果
全アンケート回収 1,419枚のうち、「良かった」等のプラス回答が1,409件、「難しかった」が10件、という結果でした。
保護者の声
- 年の近いお兄さん、お姉さんの話は子どもの心に響くようです。
- 九大生が夢をかなえて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に就職する話を聞いて、娘も将来への考え方が少し現実的になってきたようです。
- いろいろな分野の話を聞くことで、その中から興味のあることが見つかればいいなと思います。
担任の先生
- 「大学ってどんなところなのか」を知ることで子どもたちが将来について考える良いきっかけになりました。
- 「九大生が小さい頃はどんな小学生だったか」を話してくれて、「アニメが好きだった」「算数が苦手だった」など知ることで、児童は九州大学をより身近に感じてくれたのではないかと思います。
これまでの実績
令和7年度 16校(市内全校)予定
令和6年度 16校(市内全校)
令和5年度 16校(市内全校)
令和4年度 15校
令和3年度 13校
令和2年度 2校(新型コロナウイルス感染症の影響によるもの)
令和元年度 13校
平成30年度 8校
平成29年度 5校
平成28年度 2校
平成27年度 1校