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令和7年度 糸島市消防団水防訓練
更新日:2025年5月21日
糸島市では、梅雨や長雨、台風等による自然災害に備え、水防技術の向上及び水防体制の強化を図るとともに、水防の重要性に対する認識を高めることを目的として、毎年、消防団水防訓練を実施しています。
今年度も、令和7年5月11日(日曜日)午後、長野川下流河川敷で訓練が行われ、265人の消防団員が汗を流しました。
「二次災害を起こしては絶対にならない、常に人員確認をするように」と団長から指示があった後、訓練が始まりました。
訓練内容
1結索訓練
2改良積土嚢工法
3ブルーシート張り工法
結索(けっさく)訓練
結索とは、紐やロープを使って結び目を作ったり、物を結び付けたりすることをいいます。結索は、災害活動や人命救助活動において、欠くことのできない重要な技術の1つです。消防職員や先輩団員から指導を受けながら、技術習得のために反復練習を行いました。
改良積土嚢(つみどのう)工法
水防工法の中で、最も基本となる積土嚢工法を改良したもので、洪水によって堤防が沈下した場合や増水する速さが著しく、水が堤防を超えるおそれがあるときに用います。
訓練当日、雨で足元がぬかるむ中、土嚢づくりから土嚢積み、間詰めまで行いました。
土嚢づくり
土を土嚢袋に入れる人、土嚢袋を運ぶ人と役割分担し、声を掛け合いながら土嚢を作っていき、あっという間に土嚢袋の山ができあがりました。
土嚢積み
土嚢を積む際、土を十分に押し固め隙間がないよう土嚢を積みました。
間詰めしてブルーシートで包み、完成
積土嚢の中に水が入り込む隙間を作らないよう留意しながら、ブルーシートで包み、完成です。
ブルーシート張り工法
ブルーシート張り工法は、亀裂等の斜面崩壊部分をブルーシートで被覆し、降雨等の地表水が地下へ浸透することを防止することにより、地すべり及び土砂崩れの再発を防止する工法の1つです。シートがあおられないように、杭を確実にまっすぐ立て、土嚢を取り付けることが重要なポイントです。
今後も不測の水災害に即座に対応できるよう、万全な態勢で臨んでいきます。