「郷土糸島の偉人たち」に原田新八郎・松永冠山が選ばれました！

糸島市制施行10周年記念事業として「郷土糸島の偉人たち」が12人選出されました。詳細は広報いとしま5月1日号の12ページに掲載されています。

そのうちの2人は、郷土出身の芸術家であり地域の文化美術の発展に大きな影響を与えた「原田新八郎」と「松永冠山」です。

原田新八郎は、洋画家であり、日展に複数回入選した実績をもつ彫刻家でもあります。当時の前原町に作品や土地などを寄贈し、それを機に伊都郷土美術館が開設されました。現在でも、多数の絵画・彫刻作品が収蔵され、常設展で展示を行っています。
 
 

松永冠山は主に京都や福岡で活躍した日本画家です。文展や日展に複数回入選した他、旧友泉亭の杉戸絵を描くなど活躍しました。
昨年度には、伊都郷土美術館で「松永冠山展」を開催し、多くの方にご来場いただきました。

 
この二人は、晩年、松永冠山の支援者であった波多江家とも関わりながら晩年に親交を深め、昭和23年に「糸島美術協会」を設立しました。初代会長には松永冠山が就任し、糸島の文化を盛り上げていくこととなります。