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「糸島市シニアクラブ作品展」インタビュー
更新日:2019年11月29日
賑やかでパワフルなオールジャンル作品展
今回は11月26日(火曜日)から12月1日(日曜日)まで開催されている「糸島市シニアクラブ作品展」をインタビューさせていただきました。前回のインタビューはこちら。
芸術やスポーツなど様々な活動を楽しんでいるシニア世代の連合会「シニアクラブ」の中で、芸術活動を行っているメンバーにより毎年開催されている作品展です。各地の校区から出品されており、今回は70点ほどの力作が展示されています。
作品のジャンルは、絵画、写真、書、手芸など様々で、さらに作品それぞれに作者のコメントがついています。こだわったところや作品を作ったきっかけ、完成させるまでの苦労や反省点など、中にはクスッと笑えるような実体験もあり、コメントや題名を見てから作品を見直してみると、また違った面白さを感じられます。
こちらの写真の左下に飾られている、傘が舞っている作品は、たばこの空箱で作ったものだそうです。身近なアイテムを利用しての工芸品は他にも多数あり、作り方も含めて気になる作品ばかり。浮き出るような技法のデコパージュや、イヤリングなど、創意工夫を凝らし、一つ一つ心をこめて作られています。
他にも、自作の尺八、服飾など、珍しいジャンルも多く、普段美術館の展示会によく来られる方も新鮮な気持ちで鑑賞することができそうです。
これだけたくさんの作品を集めてまとめるのは大変なことでもあり、主催者の方は毎年クラブ会員に周知し、作品やコメントを集め、搬入を行い、と忙しく活動されています。しかし、そうしたサポートの裏方仕事だからこその楽しみもあり、事前にもらっていたコメントから作品を想像し、搬入日に実際の作品を見て、その想像との違いに驚いたりと、サポートの仕事に楽しみを見出しているとのことでした。
シニアクラブには、芸術関係に限らず、あわせて100以上ものサークルがあるため、物作りやスポーツなどの楽しさを共有し、他の方の活動を見て、自分もやってみようと新たな生きがいを見つけていくことも、クラブの目的の一つでもあります。
いつでも元気に活動することを目指して、素直に、自分が好きなこと・楽しいと思うことを追求した今回の作品展は、60人以上の出品者の個性があふれた賑やかな作品展になっています。シニア世代の知恵と経験を活かした多様な作品を楽しめる「糸島市シニアクラブ作品展」は12月1日(日曜日)まで。ぜひ、当美術館にお越しください。
次回のインタビューは12月上旬頃に更新予定です。
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