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「水彩画サークルやまぼうし展」インタビュー
更新日:2019年11月8日
穏やかな色合いの個性豊かな水彩画展
今回は11月6日(水曜日)から11月10日(日曜日)まで開催されている「水彩画サークルやまぼうし展」をインタビューさせていただきました。前回のインタビューはこちら。
講師の石島先生の指導のもと、加布里公民館で活動中のサークル「やまぼうし」による作品展です。
10人のメンバーがそれぞれ2~6点の作品を出品し、40点以上の作品が整然と並んでいます。
「やまぼうし」には、まったく絵に触れて来なかった方から、10年以上描き続けている方まで幅広く在籍しています。経験に大きく差があるメンバーそれぞれに、講師の石島先生が背景の描き方、着色など、基礎から応用まで指導していきます。特に背景は、ただ同じ色の連続にならないように、そしてメインとなるものに視線を誘導するように、気を使う部分です。ベテランの方は、自分が描いてみたい風景を想像して描くなど、個性的な作品作りに挑んでいる様子。
石島先生が勧める画力の高め方は、とにかくたくさん描くこと。今回の作品展でも、入って数か月から1年ほどのメンバーたちにも、なるべく5枚出品するよう指導し、経験を積ませています。実際に、長く練習を続けているうちに上達し、二人のみで作品展を開くまでになった方もいて、やる気と継続の力を感じられます。
今回は新メンバーも迎え、また気持ちを新たに取り組んでいるようです。今年から加わったメンバーに、ずばりなぜ絵を始めてみたのか聞いたところ、サークルの雰囲気が大きな理由とのことでした。なにか新しいことを始めてみようかな、やるならいっそ今まで触れて来なかったジャンルで、と見学に訪れた先で、メンバーの明るく楽しく一瞬で打ち解けてくれる雰囲気に魅力を感じたといいます。
インタビューのあいだ、メンバーの皆さんや先生からたくさんお話を伺いましたが、お互いの良さをわかりあっていて、全員で切磋琢磨しながら成長している様子が伝わってきました。先生も、メンバーそれぞれの個性を大事にし、豊かな感性が失われることのないよう、指導もしつつ個性を褒めて伸ばしています。
真剣に絵の技術を向上させながらも、みんなで楽しさを共有できる魅力的な雰囲気は、個性豊かに伸び伸びと描かれた作品にも表れているように感じられます。
穏やかな色合いの素敵な水彩画を楽しめる「水彩画サークルやまぼうし展」は11月10日(日曜日)まで。ぜひ、当美術館にお越しください。
次回のインタビューは11月15日頃に更新予定です。
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