トップページ > 観光情報 > 歴史・文化・美術 > 伊都郷土美術館 > 展示会 > 令和元年度展示会インタビュー > 「ITOTEN2019」インタビュー
「ITOTEN2019」インタビュー
更新日:2019年6月17日
自由で陽気なオールジャンル作品展
今回は6月4日(火曜日)から6月9日(日曜日)まで開催されている「ITOTEN2019」をインタビューさせていただきました。前回のインタビューはこちら。
昨年までのメンバーに新たに数名を加えて、総勢14名となったグループ展を今年も開催。BGMの流れる展示室内には、今年も趣向を凝らした作品の数々が所狭しと並べられています。
絵画や手芸、写真などジャンルも多様で、見応え抜群です。
こちらは、パステル画と「ソープフラワー」と呼ばれる作品です。
ソープフラワーは石鹸から作られた造花で、長期間続く良い香りと、枯れることのない色鮮やかさがポイントです。ピンクや赤を基調にし、ほんわりとした色合いのパステル画と相まって、かわいらしい空間が生まれています。
他にも、各地で見かけた錆を絵画として再現したものや、紐を編んで作る「マクラメ」作品、板に押されたピンに糸をかけていくことで複雑な模様を作る「糸掛曼荼羅」など、作り方から細かく教えてもらいたくなる作品ばかりです。
マクラメは、バッグなどに使われている編み方の手法ですが、今回出展されているものは、壁にかける装飾品や植物を飾るための棚としてなど多岐にわたります。
長年ITOTENに携わってきた斉藤さんは、この展示会を「大人の遊園地」のようだと語ります。
「芸術」「アート」と聞くと敷居が高く、難しい趣味のように思われがちですか、身近で面白いものだと感じてもらおうという思いが込められています。「自由」さを売りに、各々が好きに展示スペースを埋めて、好きなものを飾り、入館者はそうしたバラエティに富んだ作品を存分に味わうことで、「遊園地」としての趣きが醸し出されています。
羊毛フェルトで作られた料理の展示では、メニューを用意して喫茶店のような作りになっており、スペースごとに雰囲気の違う展示の数々に、ITOTENのテーマである自由さも感じられます。
当初は、同じように創作を趣味としていた5、6人程度が、せっかく作った作品を飾ってみたい、という思いから開催されたITOTEN。数年の月日を経て、今では倍以上のメンバーが参加し、70点を超える作品が集まるようになりました。
それだけ、明るく自由に制作しているこの展示会に、魅力を感じる方が増えたのかもしれません。
創造性豊かな作品の数々に、思わずテンションが上がるような「ITOTEN2019」は6月9日(日曜日)まで。ぜひ、伊都郷土美術館にお越しください。
次回のインタビューは6月14日頃に更新予定です。
ご意見、ご感想ありましたら、下のアンケートフォームからお気軽にご連絡ください。
関連リンク
お問い合わせ
教育部 文化課
窓口の場所:新館6階
代表番号:092-323-1111
直通番号:092-332-2093
ファクス番号:092-321-0920
ご意見・ご感想等ありましたら、下のアンケートフォームからよろしくお願いします!