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「古稀に想ふ鉄道浪漫」インタビュー
更新日:2020年10月16日
鮮やかな鉄道写真展
令和2年10月13日(火曜日)から令和2年10月18日(日曜日)まで、「古稀に想ふ鉄道浪漫」が開催されています。
趣味で写真を撮りつづけた蔭山貞志さんが、九州を中心に撮った各地の鉄道写真を展示しています。
蒸気機関車や観光列車など、風景となじんだ美しい写真、約40点です。
蔭山さんはかれこれ20年近く写真を撮り続けてきましたが、今までの集大成として、今回を最後の展示会としています。
九州各地での様々な風景を楽しむことができ、通称「スイーツ列車」とも呼ばれる「或る列車」や、かつて運行していた寝台列車トワイライトエクスプレス、もくもくと煙を上げる迫力のある蒸気機関車など、見る側もその場所に訪れたかのような気分になれる写真がたくさん揃っています。
ラストラン(最後の運行)を聞いて駆けつけた思い出の写真など、鉄道ファン必見の作品もあります。
望遠レンズを用いて撮影した迫力ある写真もあります。撮るときには、運行を妨げたりケガをしたりしないよう、細心の注意をはらって撮影しています。しかし近年、必要以上に近づくなど危険な撮影が各地で問題になり、そうした危険行為を防ぐためにフェンスなどの制限を設けられることも多くなったといいます。展示会で展示している写真の中でも、すでに立ち入りができなくなったため同じ構図が撮れなくなったものもあります。
たとえ同じ場所で撮っても、雲の動きや季節、枝の実の付き具合など、あらゆる面で「同じ写真」は二度と撮れません。だからこそ、その一瞬で素晴らしい写真を撮るために、何年も工夫を重ねてきています。何度も経験を積んでいくことで、ここでよい写真が撮れそうだという直感も働くようになり、一瞬のチャンスを逃さないようになっていくそうです。
鉄道写真だけでなく、ポートレートを含めいろいろなジャンルの撮影を行っていた蔭山さん。だからこそ、まるで列車の動きと呼吸が伝わってくるような、素敵な写真が揃っています。
鮮やかで美しい写真展、「古稀に想ふ鉄道浪漫」は10月18日(日曜日)まで。
鉄道好きの皆さまはもちろん、まだ列車の面白さを感じたことのない方も、多くの人を惹きつける「浪漫」を覗いてみてください。
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