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「楽しい水彩画教室展示会」インタビュー

更新日:2018年11月16日

風情に満ちた彩りの妙

今日は11月13日(火曜日)から11月18日(日曜日)まで行われている「楽しい水彩画教室展示会」をインタビューさせていただきました。

一貴山公民館、深江公民館で行われている水彩画教室による合同作品展です。講師の飯田丸先生を招いて隔週で開催しています。
もともとは深江公民館で行われていたサークルから活動が広がり、今回の展示会には参加していない今宿の教室も含め、多くの場所で開かれています。メンバーはあわせて12、3名ほどで、初心者や長年描いていなかった方も多く通っています。

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模写、写真をもとにした絵、孫や有名なスポーツ選手を描いた人物画、郷土糸島にまつわる風景など、ここ1年ほどの間に描かれた絵画が約50点飾られています。1人4~5点ほどの出品で、とても積極的に活動している様子が伝わってきます。

美しい光景の吸い込まれそうな奥行きや透明感に、見て回るたびに驚かされました。景色への感動や子供への愛情といった、描いた方々の深い思いが読み取れる作品が並んでいます。
  
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教室では、個人に合わせた指導が行われています。同じ水彩画でも描き方は人それぞれ違い、筆や絵具の使い方から学ぶ初心者も多くいる教室では、まさに言葉どおり十人十色の絵画ができあがります。

画材も多様化し、新しく生まれていく技術に対応していくためにも、1人1人に密着したアドバイスが必要になるとのこと。 雲母が散りばめられた紙や樹脂製の絵具を用いたり、紙や布を貼りつけて造形に近い表現をしたり、初めて聞く描き方もたくさん教えてもらいながら芸術の自由さを垣間見ることができました。
 
1人1人のやりたいことを重視し、個性を引き出すように支えるのは重要であると同時に難し課題もあります。作品はどれも生徒たちが精魂こめて生み出したもので、そこに手を入れていくのはとても気を遣ったといいます。

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こちらは講師による絵画で、鮮やかなピンクが印象的な糸島の情景が描かれています。

講師の飯田丸先生は、絵が上達するための道として、「楽しみながら描く」「苦しみながら描く」二つのパターンがあるという話をしてくれました。イメージとしては、必死に悩んで描くパターンの方が苦しんだ分上手くなりそうだ、と思っていましたが、実際には楽しくたくさん描いていきながら上達することもできるとのこと。「好きこそものの上手なれ」を実践している会員もたくさんいます。
また、描きたいものをはっきりさせて、出来上がりを想像しながら描くことも大事だそうです。

絵の上達はもちろん、みんなが楽しく語り合って新しいコミュニティを育てていくことも重要な目的です。
サークル名にもあるように「『楽しい』水彩画教室」となるよう、お互いに語り合いながら描きたいものを描いてレベルアップしていける雰囲気づくりと指導を行っています。

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会員それぞれの名札は、カードのようなデザインの凝った作りになっています。
また、一番上の展示会の写真に映っているテーブルは、絵を見せるために作られた専用の家具です。覗き込むと、ぴったりのサイズの絵画が飾られていて、緑の枠と相まって普通の絵画とは違う趣がありました。
美しさを際立たせていくお洒落な工夫も、展示会の楽しさに繋がっています。


会員がそれぞれ心動いた対象を美しく描き上げた力作が並ぶ「楽しい水彩画教室展示会」は11月18日(日曜日)まで。ぜひ美術館にお越しください!
 
次回のインタビューは11月22日(木曜日)頃に更新予定です。
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お問い合わせ

教育部 文化課
窓口の場所:新館6階
代表番号:092-323-1111
直通番号:092-332-2093
ファクス番号:092-321-0920

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