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「稲葉絵画教室・人権センター教室 合同作品展」インタビュー

更新日:2018年6月25日

芸術は奥深い! 「稲葉絵画クラブ・人権センター絵画教室 合同作品展」インタビュー

 5月29日(火曜日)~6月3日(日曜日)に開催されている「稲葉絵画クラブ・人権センター絵画教室 合同作品展」でお話を聞いてきました。

 二つのクラブの初の合同作品展となります。活動場所の違いのみで、同じ講師による指導がそれぞれ月に2回ずつ行われています。合わせて生徒数は20名あまりです。
 
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生徒の方による達筆な案内が目印。
 
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二つのサークルは、発足から7~8年。
講師の井上先生による本格的な指導と、楽しい雰囲気が魅力的な教室です。

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生徒による油絵

生徒の絵には、油絵と水彩画があります。 じっとりと重みを感じる油絵と、透明感のある柔らかな水彩画、どちらも魅力的です。 二つは絵具だけでなくキャンバスも違うので、描きあがりがまったく違うものになります。

授業では物体と物体の間の「空気」を描くよう指導されているとのこと。
空気とは、物と物の間の距離、そこにある空間。それを彩度や奥行きに気を使いながら描けるようになると、立体感がさらに浮き彫りになります。


お話を聞いているだけでも、しっかりとした指導が行われていることが感じられ、思わず真剣に聞き入ってしまいました。実際に授業を体験したくなります。

中には、授業風景の写真もありました。
モチーフが数点展示され、生徒がどれか好きなものを選んで取り囲むように描いています。

モチーフは、花や果物などのよくテーマにされるものはもちろん、仮面という異色なものもありました。生徒の個性が存分に活かせる題材を選ぶために、先生が常にアンテナを張っています。
 かぶらないように様々な種類のテーマを毎時間用意するのは大変な作業ですが、生徒にモチーフを選ばせることで選択の幅を広げ、自由に描く楽しみを学んでもらえます。

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また、モチーフから絵をおこすとき重要なのは、「感情」だとのこと。
実物を見たときの様々な思い、楽しそう、不気味、そういった感情を自分の絵に落とし込んで描くように指導されています。描いた方がどのように感じとり表現したいと思ったかで、絵は個性的に変化していきます。

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講師、井上先生の絵画です。
一般的には美しく晴れ渡る情景がよく描かれそうですが、あえて曇天を描くことで、明るいだけでなく日によって違う一面を見せる二見ヶ浦の多面さを伝えています。


教室のメンバーは経験者が多く、忙しさの中で失われていた趣味を再び始めたいと考えて参加されているようです。本格的な指導と明るい雰囲気の中で、また絵を学び直すことができるのは、とても有意義で楽しい時間になるはず。

そんなメンバーたちが明るく、かつ全力で描きあげた作品の展示は6月3日(日曜日)まで!ぜひ美術館にお越しください。

お問い合わせ

教育部 文化課
窓口の場所:新館6階
代表番号:092-323-1111
直通番号:092-332-2093
ファクス番号:092-321-0920

伊都郷土美術館
電話番号:092-322-5661

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