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「糸島美術協会 第38回 会員展」インタビュー

更新日:2022年09月22日


実力派揃いの傑作「糸島美術協会 第38回 会員展」

今回は9月21日(水曜日)から30日(金曜日)まで開催されている「糸島美術協会 第38回 会員展」をインタビューさせていただきました。

70年以上の歴史を持つ糸島美術協会。会員25名、30点の作品に囲まれて、会員の堀田加代子さんにお話を伺いました。

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「おばあちゃんゴリラ」と名付けられたカワイイ彫刻がお出迎えです。
 
作品は、彫刻や水彩、油彩、アクリルなどジャンルが豊富です。
絵の大きさも10号(額縁サイズ)から、壁一面を覆うサイズまであり、館内をゆったりと回って楽しめます。
展示構成は、迫力のある大きなサイズの作品を入口に集め、全体的には色合いを重視して配置されたそうです。

県展に出品して賞を取った方など、出品や審査に精力的に活動を行ってきた芸術家や、美術指導に長年関わった教員や指導者が集う一方、未経験者や、退職して初めて絵筆を取った方も多くおられるそうです。
  
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こちらの作品を描かれた山本清さんもその一人で、何と毎日欠かさず作品を仕上げているのだそうです。
今回の会員展には2点出展されていますが、搬入の時にたくさん持ってこられ、会員さんたちに「どれ出したらいい?」と相談したほど。
「第二の人生をこういう風に向かっているのは頭が下がります。歳を重ねた方はパワフルですね」と堀田さん。

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こちらは平田昭二さんの「時は流れて」です。
平田さんは廃材や放置されているものにすごく惹かれ、山、草原、野原の中に何かがポツンとあると「何に使っていたんだろう」と気になるとのこと。
別の作品では、放置されていると思って描いた物が、実は「まだ使っているんです」という話を聞いてびっくりした、なんてエピソードもあったとか。

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この会員展に並ぶ作品は作風があまり統一されていない分、個々の魅力がそれぞれ際立っていることが特色といえます。
その時の興味関心、価値観や人生観が色濃く反映されているのではと、作品のお話を伺って感じました。
ご来場の皆様も、気になった作品があったらじっくり観察され、受付担当の会員さんにお話を聞いてみてはいかがでしょうか。

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美術協会は、糸島を代表する芸術家である原田新八郎氏と松永冠山氏らによって、地域の美術を広めるために設立されました。70年経った今でも活動が続けられ、今回の展覧会は楽しんで作った作品の発表の場であると同時に、美術工芸の普及、発展を目指す活動の一環でもあります。
そういった経緯で毎年行われている美術協会の作品展は、長年の努力によって培われた高い技術を武器に、芸術の魅力を伝えています。「糸島美術協会 第38回 会員展」は9月30日(金曜日)まで。 ぜひ美術館にお越しください!


お問い合わせ

地域振興部 文化課
窓口の場所:新館3階
代表番号:092-323-1111
直通番号:092-332-2093
ファクス番号:092-323-2344

伊都郷土美術館
電話番号:092-322-5661

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