令和5年1月9日（月曜日）まで　「第68回　糸島美術工芸展」開催

地域に根ざし、芸術を広める作品展

令和5年1月4日（水曜日）から9日（月曜日・祝日）まで、「第68回 糸島美術工芸展」が開催されています。

「糸島美術協会」が主催する年に一度の大きな展覧会で、美術協会員の作品と、一般公募で募集した作品を一挙に公開します。
 
糸島美術協会は、糸島で活躍した日本画家の松永冠山、彫刻家の原田新八郎が中心となって作りあげた美術団体です。芸術を愛する市民が集って、地元の文化発展をめざし、スケッチ旅行やイベントを通して、楽しく真剣に活動しています。
 



 
そうした活動の一環として年に一度行っている「美術工芸展」。壁一面に、水彩画や彫刻、デザインなど多彩なジャンルがそろっています。作品数は全42点で、大きなサイズの作品が多く、とてもインパクトのある見ごたえのある展示になっています。

この発表は、日々の活動の成果をアピールするためだけでなく、美術協会員でない一般の方からも広く作品を集め、一体となって地域を盛り上げる目的もあります。訪れた方にメンバーがそれぞれの作品を紹介する様子も見られ、作品をとおして交流を広げているようです。
一般公募には高校生の部もあり、モチーフや色彩からも若く斬新な感性が感じられます。
  



そして、出品された中で特にすぐれていると審査員が認めた作品には表彰があり、1月7日（土曜日）に表彰式が行われます。甲乙つけがたい力作が並ぶなか、今年は10人の方が受賞されました。受賞者の一覧は「美術館だより　1月号」で公開しています。
糸島市長賞を射止めたのは「雑草を描いた絵に七星テントウムシが止まる絵を描いた」という個性的なタイトルの作品。一体どんな世界が広がっているのか、会場で確かめてみられてはいかがでしょうか。

かつての芸術家たちの意思を継いで、力作を届け続ける「第68回 糸島美術工芸展」は1月9日（月曜日）まで。ぜひ、伊都郷土美術館にお越しください。