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第59回糸島美術工芸展 公募結果

更新日:2014年1月4日

「糸島美術工芸展」(主催:糸島美術協会、共催:糸島市教育委員会、後援:公益社団法人福岡県美術協会)は、地域の美術文化の振興と普及を目的に開催しています。
糸島美術協会会員の作品展示と共に、応募作品の中の優れた作品を展示します。

このページでは、平成25年度の入選作をご紹介します。
ここで紹介した入選作以外にも見ごたえのある作品が50点以上展示されていますので、ぜひご覧ください。

注:本年度の展示会は終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

入賞作品紹介

入賞作の一部を糸島美術協会会長:吉丸 泰生 先生の講評とともに紹介します。

一般公募作品

糸島美術協会賞 日本画 S50 「雨上がりの後に」 森下 遥可

糸島美術協会賞

雨上がりの紫陽花を手にした少女が、50号の画面の中央に、落ちついた色調でしっかり描かれている。
その少女の顔はと言うと、何とも物静かで、優しく、温かく、心澄み切った少女が、見事な筆使いで表現された素晴らしい作品である。
きれいな紫陽花が、はじけて少女の周りに無数の蝶となって飛ぶ様は、見る者に希望ある未来を思索することの楽しさを伝えているように思えてならない。

糸島市長賞 切り絵 F8 「新緑の庭」 豊田 文江

市長賞

近・中・遠景のとれた心地よい日本庭園がうまく表現されている。
樹木と庭石の配置、苔や草むらと小径や茶室のある家屋等のしっかりとした構図も絶妙である。
木々の葉の濃淡は、新緑に相応しい雰囲気を醸し出して、ひんやりとした薫風香る庭園を眺めている感覚になってくる。
和紙を重ねて美しい切り絵となした秀作である。

糸島市議会議長賞 油彩 F20 「温泉郷」 平田 昭二

議長賞

空也上人が開いたとされる千年の歴史をもつという温泉郷だけに、この作品にはその歴史と日本の原風景を思わせ、哀愁にかられる作品である。
晩秋の山あいを流れる河畔に寄り添ってたたずむ古びた温泉宿と枯れきった草木がうまく表現されている。

糸島市教育委員会教育長賞 日本画 B3「青空山輝マッターホルン」 廣田 雄二

教育長賞

世界の名峰と言えるマッターホルンは、アルプス山脈に堂々と聳え立ち、天に突き出たその頂は、大自然が生み出した最高の造形美であると言えよう。
描き手は、頂を自分の目指す強い意志と重ねて、力強い作品に仕上げているように思う。
空の青さと雪肌の白さの表現からは、辺りの冷え冷えとした空気が感じ取られ、近景の建物や木立の温かい色づかいからは、眺望する人の感動が上手く表現されている。

奨励賞 彫刻 「阿弥陀如来」 斉藤 妙子

奨励賞1

人を包み込むような優しい顔立ちに彫られた、この端麗な阿弥陀如来座像を眺めていると、心が安らいでくる。
優しい顔や台座の蓮の葉、そして、光背の細かな彫りは、気の抜けない大変な作業の結果としての作品である。
一心に彫刻刀を手繰っていくことは、気持ちを落ちつかせ、充実感と安らぎのある時間であろうと思う。

奨励賞 水彩 F15 「雪の中の少女」 寺田 真弓

奨励賞2

『雪の中の女』という題名から、ふと浮かんできたのは、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の文学作品の『雪女』であり、現代の雪女はこんな顔をしているのかと思ってしまった。
この作品は、寒そうに手を口元にを抱え込んだ女の立ち姿が、軽快なタッチの筆裁きで、巧みに表現されている。
背景となる雪の描き方も白装束と響きあってより一層、降り積もる夜の雰囲気がでている。

奨励賞 デザイン B1 「道標」 大井 明日香

奨励賞3

この絵は、何を表現しているのか、見る者の想像力をかき立ててくれる不思議な作品である。 
闇に包まれた海に、漂流している小舟や壊れた物体が目に飛び込んでくる。これらが「道標」なのか。
あの福島の、そして津波での悲惨な出来事の犠牲者を弔う祈りが感じられる。
尊い人命や自然を大切にすることのメッセージであろうか。

会員作品

福岡県美術協会賞 油彩 F30 『殖え続ける細胞』 木戸 瞳

殖え続ける細胞

鶴陽会賞 水彩 F8 『流水の舞』 楢崎 東

流水の舞

会員奨励賞 彫刻 54×64 『黒式尉(こくしきじょう)』 川上 幸太

黒式尉

会員奨励賞 切り絵 P15 『渓流』 沓脱 崖

渓流

会員奨励賞 パステル F10 『静寂』 菅原 善則

静寂

会員奨励賞 パステル F8 『上高地の彩り』 福井 迪子

上高地の彩り

第59回糸島美術工芸展

会期 平成26年1月4(土曜日)から1月13日(月曜日・祝日)
会場 伊都郷土美術館

お問い合わせ

地域振興部 文化課
窓口の場所:4階
ファクス番号:092-323-2344

文化振興係
電話番号:092-332-2093

文化財係
電話番号:092-332-2093

伊都国歴史博物館
電話番号:092-322-7083

志摩歴史資料館
電話番号:092-327-4422

伊都郷土美術館
電話番号:092-322-5661

メールでお問い合わせ

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伊都郷土美術館
電話番号:092-322-5661(時間 9時から16時30分)
注:月曜日休館(月曜日が祝日の場合はその翌平日)

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