美術館だより（令和3年度10月号）

「芸術の秋！素敵な展覧会への招待」

芸術の秋到来！と暦の上では、素晴らしい季節を迎えています。
しかし、何かしらすっきりとした気分にはなれないコロナ禍の生活となっています。先月末をもってコロナ感染症の「緊急事態宣言」は解除されたものの、第6波も心配される中にあります。

さて、本美術館では、芸術の秋にふさわしい展覧会が相次いで開催されていきます。

その第一弾として『近代を支えた九州画人展』（会期：9月28日～10月15日）が開催中です。
昨年の『近代画壇を支えた画家たち』に続く「私美」様コレクションの中から、九州出身の画家たちに焦点を当てた展覧会になっています。福岡県出身の伊藤研之、織田広喜、田中繁吉、中村研一、中村琢二らをはじめとして、九州他県出身者の作品が展示されています。糸島郡北崎村出身の寺田竹雄の作品もあります。

個人様のコレクションですので、これほどの作品は、中々見られるものではありません。どうぞ、この芸術の秋を堪能して戴きたいと心より皆様のご来館をお待ちしております。

「三密回避」をはじめとする様々な手段での防御に努めながら、＜コロナに負けない！＞日常生活を創り出していきましょう。

糸島美術協会　吉丸　泰生