美術館だより（令和4年度4月号）

郷土が誇る原田先生の作品に感動

　伊都郷土美術館は伊都文化会館に隣接し、周囲は四季折々の木々が豊かです。春は新緑、四月は桜、五月は藤の花房が下がり、夏には青葉、秋には紅葉と年間を通じて美しい自然の移り変わりが楽しめます。

　先日女性2名が来館されました。1階は良く来るけど、2階は初めてという来館者は他にも少なからず多くおられます。
　伊都郷土美術館は原田新八郎先生の作品が展示されています。1階は絵画3集を入れ替えて展示しています。人物、風景、静物が水彩、油彩、クレパス、ペン画を画材として描かれています。中学校美術部生徒作品展、市民による展覧会や写真展なども行われます。
　2階には大きな全身像や手に持てるくらいの小さな全身像等、色々な人物像が展示されています。「こんな大きな像をどこでどの様にして制作されたのですか？材料は何を使用してあるのですか？」と疑問を持たれていました。私も分かる範囲でお答えしました。すばらしい作品に感動して「来て良かった」と口々に感想を残し美術館を後にされていました。
　美術館におい出になる時、是非とも2階の彫刻展示館をのぞいてください。今迄にない何かを、心の中に掴み取ることが出来るものと信じております。

糸島美術協会　五田　定