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平成27年度6月号
更新日:2015年2月15日
朝の美術館
美術館は朝の9時開館(月曜休館)です。
少し早目についた当番の日は、美術館や文化会館、駐車場の廻りを歩いたり、ベンチに腰かけて辺りをなんとなく眺めたりしています。
短いひとときではありますが、とても好きな時間です。
静かに座っているといろいろな鳥のさえずり(時にはカラスも)や、夏にはうるさいくらいの蝉の声が耳に入ってきます。
その音を聞いていると、糸島の繁華街の中にありながら、座っている場所が樹木に囲まれた特別な空間に感じられます。
青葉の目に染みる緑の季節もあれば、落葉の時期には美術館の周りには枯葉が吹き寄せ、非常に困ることもあります。
しかし、朝の清掃作業をされている方々とあいさつを交わすと気分もすがすがしくなります。
いつも10分から20分ほどベンチに座り、それから美術館開館の準備をします。
館内の作品も必ず見てもらいたいのですが、外のベンチに座って木々を眺めたり、レンガ色の美術館、原田新八郎先生の彫刻(母子像)、玄関横のレリーフ(明日に向かって建設する人)等を見て気持ちをリフレッシュされるのも良いのではないでしょうか。
平成27年6月 糸島美術協会 村瀬道夫