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新町遺跡展示館
更新日:2021年8月20日
新町遺跡
新町遺跡は、昭和61(1986)年、当時の志摩町教育委員会により発掘調査が行われました。約300平方メートルの狭い調査区の中から、57基の墓が検出され、このうち上石まで残った支石墓が7基、上石がなく支石のみが残っているものが十数基確認され、かつては半数以上が支石墓であった可能性があります。
墓に供献された小壺などから、支石墓の造られた時期は弥生時代早期から前期ごろであり、まさに稲作をはじめとする朝鮮半島からの文化を受け入れた時期にあたることがわかりました。
支石墓に埋葬された人骨の中には、縄文人の特徴を色濃く残したものや抜歯などをおこなっているもの、磨製石鏃を打ち込まれ絶命したものなどがあり、弥生時代の始まりに関する貴重な資料となりました。
稲作開始時期で初めての人骨出土として、人類学の上でも注目されています。
所在地
〒819-1333 福岡県糸島市志摩新町71番地開館時間
9時から16時休館日
毎週月曜日、年末年始ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、次の平日が休館
周辺案内図
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