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新町支石墓群と出土品(しんまちしせきぼしゅつどひん)
更新日:2009年11月1日
新町遺跡は、昭和61(1986)年、当時の志摩町教育委員会により発掘調査が行われました。約300平方メートルの狭い調査区の中から、57基の墓が検出され、このうち上石まで残った支石墓が7基、上石がなく支石のみが残っているものが十数基確認され、かつては半数以上が支石墓であった可能性があります。墓に供献された小壺などから、支石墓の造られた時期は弥生時代早期から前期ごろであり、まさに稲作をはじめとする朝鮮半島からの文化を受け入れた時期にあたることがわかりました。
支石墓に埋葬された人骨の中には、縄文人の特徴を色濃く残したものや抜歯などをおこなっているもの、磨製石鏃を打ち込まれ絶命したものなどがあり、弥生時代の始まりに関する貴重な資料となりました。
現在、この支石墓群の上には覆屋がかけられ、「新町遺跡展示館」として調査当時のようすが公開されています。
新町遺跡展示館
展示のようす
新町遺跡から出土した土器
石鏃が刺さった人骨
注:新町遺跡出土品は志摩歴史資料館にて展示中です。新町遺跡展示館とあわせてご見学ください。
お問い合わせ
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