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上鑵子遺跡出土木器(じょうかんすいせきしゅつどもっき)
更新日:2009年11月1日
福岡県糸島市有田の遺跡
上鑵子遺跡は弥生時代中期から奈良時代(約2000から1200年前)にかけての集落遺跡で、弥生時代から古墳時代にかけての竪穴住居、掘立柱建物、土坑、取水施設、奈良時代の製鉄跡、高床倉庫、炭窯などが見つかっています。
上鑵子遺跡丘陵部
上鑵子遺跡谷部
谷部の遺物出土状況
ここからは弥生時代中期から後期(約2000から1800年前)の1500点にもおよぶ木器が出土しています。 木器には鋤(スコップ)や鍬などの農具、石斧や鉄斧の柄などの工具、しゃもじ、杓子、スプーンなどの什器、様々な形の容器類、柱、扉板などの建築部材など生活にかかわるあらゆる種類のものがあります。また、背負子(しょいこ)は現在、日本で最古のものです。
このほかに人物を彫った板、鹿や犬の形をした人形、鹿や釣り針を描いた琴の部材などは非常に珍しいものです。これらの用途ははっきりしませんが、なんらかのお祭りに使われたものと考えられます。
これらの多種多様な木器は弥生時代の伊都国人の生活の様子を伝えてくれる非常に貴重な資料です。
容器の出土状態
しょいこの出土状態
しょいこ
人物が彫刻された板
ヤス?
臼
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