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木造如来立像
更新日:2012年5月7日
<国重要文化財>木造如来立像(もくぞうにょらいりゅうぞう)
この像は仏坐像、地蔵菩薩立像とともに怡土郡七ヶ寺の一つ、浮嶽・久安寺(きわじ)に関係する仏像で、久安寺廃絶の後、浮嶽神社に伝わったと考えられています。
像高は180.2センチメートル、カヤ材の一木造りで、内刳りは施していません。頭部にはかつて螺髪(らほつ)が張り付けられていたようですが、すべて脱落しています。また、下膊(かはく・肘と手首との間の部分)から先は別材でつくっていたようですが、現在は失われており、矧ぎ面には丸いダボ孔が残されています。
現状は素地が露わとなっていますが、各所に漆下地が残っており、かつては彩色があったと思われます。
仏坐像や地蔵菩薩立像と表現手法などで相違点が認められることから、仏師が異なる可能性が高く、製作時期もやや下る9世紀後半ごろと考えられます。
所在地
拝観には、浮嶽神社への事前連絡が必要です。
周辺案内図
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