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木造千手観音立像
更新日:2012年5月1日
<国重要文化財>木造千手観音立像(もくぞうせんじゅかんのんりゅうぞう)
「雷山の観音様」として知られる大悲王院のご本尊で、高さがほぼ一丈六尺あることから、丈六の千手観音像と呼ばれることもあります。カヤ材の寄木造りで、いくつかの部材を接合して造られています。
第1手は像の正面からやや左にずれて合掌し、第2手は法界印定結び、19対の脇手には錫杖など諸々の持物を持っています。また、光背には小脇手845手が貼り付けられ、手のひらには全て眼が描かれています。
千手観音像は通常千手を略して48手とする場合が多いのですが、本像は実際に千の手を持つ像として造られています。奈良時代にインドから渡来した高僧清賀上人の作とされていますが、その形態の特徴から鎌倉時代後期(約700年前)の作と考えられます。
この千手観音像はもとは大悲王院からさらに上った場所にある雷山中宮(現在「雷神社」のある場所)にあったと伝えられていますが、明治の神仏分離によって現在の場所に移されたといわれています。
所在地
「木造千手観音立像」は大悲王院にて拝観できます。
周辺案内図
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