トップページ > くらしの情報 > 子育て・教育 > 学校教育 > 令和元年度 糸島市「伊都塾」
令和元年度 糸島市「伊都塾」
更新日:2021年12月9日
糸島市の中学生が、九州大学の学生サポーターから勉強を教えてもらったり、大学生活の話を聞いたりすることを通じて、基礎学力の向上と将来に向けた夢や希望をもつことをねらいとして行っている「伊都塾」。今年も8月16・21・22・23日の4日間、九州大学伊都キャンパスで実施しました。
4日間を通して、参加した中学生は昨年度よりも多い170人(のべ447人)。そして、学生サポーターの先生は総勢22人でした。
1日目に「九州大学見学ツアー」を開催し、学生サポーターが案内しながら、様々な施設や設備を見学しました。今年は、昨年10月に開講したイーストゾーンを中心に見学しました。初めて行く生徒も多く、充実した施設に驚いた生徒も多くいました。
その後、学生サポーターそれぞれの専門分野やサークル活動などの経験を生かした「専門講座」を開設しました。
専門講座の例
- 身近にある和製英語(文学部)
- 文字を読む~ドイツ語を読む~(文学部)
- 韓国語で自己紹介をしよう(農学部)
- 身の回りのがんばる菌たち(理学府)
- 多言語学習の楽しさ(工学部)
- 一緒に哲学しよう(文学部)
- 大学までの学び、大学での学び(文学部)
- ちょっとだけ面白い数学と経済と歴史と(経済学部)
- アナウンサーになってニュース原稿を読んでみよう(工学部)
- 飛行機について知ろう、人力飛行機の作り方(工学部)
- サイフォンを作ろう(工学部)
- ボードゲームから学ぶ(経済学部)
- 甘すぎない糖の話 ゼロカロリーの秘密(生物資源環境科学府)
- クイズで5教科を勉強しよう(教育学部)
- 田舎で働く地方創生(法学部)
- 中国語に触れてみよう(人文学府)
- 仮名の世界に触れよう(法学部)
- 様々な国での経験(農学部)
午後は、『夏休み宿題コース』『勉強方法伝授コース』『受験対策コース』の3つに分かれ、「質問教室」を行いました。
今年は日替わりで教科の勉強法講座を新たに設け、小さい講義室での質問教室も開催しました。
参加した生徒の感想
- 普段では学べないことも知ることができ、いい経験になった。
- 今後の日常生活に役立つし、豆知識を知っているような気持ちになった。
- 九大生と一緒に一つのテーマについて考えることができてとても楽しかった。
- 大学生がしている勉強の難しさが分かった。
- 大学生は一つのことを深く調べていて、わたしが知らないことが多かった。未来につながる研究をしていてすごいなと思った。
学生サポーターとして参加した大学生の感想
- 子どもたちに勉強を教える楽しさを知ることができた。
- 糸島市の中学生のためだけでなく、教えるという過程から自分の成長にもつながると思った。
- 教える側に立つ機会があまりないため、とても有意義だった。
- 参加している中学生と一緒に様々な議論を重ねることができ、とても満足した。
- 自分の専門講座について調べ直し、より自らの理解が深まった。
「伊都塾」は、毎年、参加した生徒や学生サポーターの満足度が非常に高く、リピーターも多数います。生徒も学生サポーターも貴重な経験となっているようです。