トップページ > 観光情報 > キャンペーン・お知らせ > 木・花 > 満吉のヤマモモ
満吉のヤマモモ
更新日:2009年11月1日
概要
ミカン畑の斜面に位置しており、見上げると力強い枝振り(地上2.4メートル付近で4本の主枝に分かれる)の雄大な樹形である。根元近くの太枝の切断痕や枯れ枝が目立つのが残念である。枝振りもやや荒れており整理を必要とする。 空洞や腐朽部が見られ生育状態は良好ではないが、樹勢は壮健である。
- 分布:本州中部以南の温暖な山地に自生する常緑高木で、高さ15メートル径1メートルにもなる。根部に根粒菌がつき痩せ地にも育つ肥料木。
- 幹:樹形は広円蓋状を成し、幹は直立し、分枝が多く枝葉を密生させる。樹皮は赤みを帯びた褐色で、表面に青灰色の斑をもつ。
- 葉:互生、革質で倒披針形。先端は鋭形または鈍形、基部は楔形で短い葉柄をもち、濃緑色。若木の葉にはふつう鋭い鋸歯がある。裏面に小斑点がまばらに分布し、脈は両面に著しい。
- 花:4月頃、葉腋に短い尾状花序を出して開花する。雄花穂は黄褐色、雌花穂は卵状長楕円体で花被はない。
- 実:核果は球形で径10ミリメートルから20ミリメートル。多数の多汁質の突起が密生し、初めに緑色で6月から7月頃暗紅紫色に成熟し、生食が可能である。
樹種名
ヤマモモ
所在地
福岡県糸島市二丈満吉349の2
樹高
11.82メートル
幹回り
5.45メートル
推定樹齢
不詳
調査年月日
1994年8月25日
歴史・言い伝え
現在も昔も変わらぬ巨木である。