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多様な性 いろいろな人の声

更新日:2021年10月6日

皆さんからいただいた声を紹介します。

  1. 自分の性別や感情等について、いつごろ違和感を感じましたか?
  2. 違和感とは、どのように向き合ってこられましたか?
  3. 今までに言われたり、されたりして嫌だったこと、逆に嬉しかったことは?
  4. 今、日常生活で困っていることや悩んでいることはありますか?
  5. 中学生の頃の自分に何と声をかける?
  6. 他に言っておきたいことがあれば、是非!
  7. マイノリティの友人を持つ人にも聞いてみました。
  8. パートナーシップ制度について

1.自分の性別や感情等について、いつごろ違和感を感じましたか?

  • はっきり感じたのは、中学1年生ぐらい。恋愛について、友達と話した時に、自分が周囲と違うように感じた。
  • 中学3年生ぐらいかな。ただ、それまでは女の子を好きだったこともあったので、同級生の男の子に対する気持ちをうまく自覚できず、恋愛感情ではなく、尊敬感情だと思っていた。ハッキリ自覚したのは、大学1年生の頃で、同じ指向を持つ知り合いの方に言われて、気付いた。 
  • 結構、小さい頃から何となく自分が、他人とは違うのかなと思っていた。周囲(友達の母親たち)の反応や、子ども同士の遊びなどで、そう感じることが多かったように思う。

  

2.違和感とは、どのように向き合ってこられましたか?

  • 本や漫画、ネットなどを通じて、自分の世界が広がったおかげで、自分は一人じゃないと思えるようになった。また、ネットがきっかけで、リアルな支援を受けることができるようになったりした。
  • ネットは便利だし、すごく助かったけど、同じぐらいの年齢の同性に成りすまして、声をかけてくる人もいたりするので、簡単に相手にこちらの情報を知らせないなど、自分の身を守ることも必要だった。
  • 自分自身の感情や認識をごまかしてきたが、本を読んだり、ネットで得た知識や、同じような考えや指向を持つ人たちとの繋がりを通じて、自分は自分のままでいいということを強く認識することができた。
  • いろいろな本やネットで学んだ知識が、自分を支えてくれたと思う。リアルでも信頼できる人や団体と繋がることで、安心感を得ることができた。そういった繋がりを通じて自分が学んだのは、不当と思えることに対して、自分が怒っていいということ。
  • 傷ついたり落ち込んだりしないように、「ごまかす。割り切る。やりすごす。かわす。」などの術を身につけている。そうしないと辛い。

 

3.今までに言われたり、されたりして嫌だったこと、逆に嬉しかったことは?

  • 自分のことを避けられたり、無視されたりするのは辛かった。特別扱いをする必要もないので、普通に接してほしい。
  • 中学3年生のときに、初めて友達にカミングアウトした。その時、友達から「それもあなたの個性だよ」と返事をもらったことがすごく嬉しかった。その手紙は、今でも自分の心の支えになっている。
  • 見た目で勝手に性別を判断しておいて、思っていた性別と違うからといって距離を置かれたり、どっちの性別で対応するか迷われるとストレスに感じる。

  

4.今、日常生活で困っていることや悩んでいることはありますか?

  • みんなのトイレに入りにくい。見た目の性別で判断されるため、なんで使っているの?とか聞かれたり、トイレによっては「身障者専用」や「健常者使用禁止」などの貼紙が貼ってあったりする。海外に行ったとき、男女の別がなくて個室がたくさん並ぶトイレがあって良いなと思った。
  • 今の世間一般の常識は、マジョリティであることが前提になっているものが多い。例えば、結婚するのが当然。家族が一番大事など、様々な考え方や生き方が認められていいはずなのに、マイノリティが異端であることを責められている感じがする。差別的な現状に問題意識をもって、怒ってほしい。そのような差別的な現状について議論する場や、当事者性を問わず、自分自身が持っている差別的な考え、同性愛嫌悪的な発言をしていないか、などを問い直せるような場や機会があることも大事。
  • 色々な場面で男女で割り振られることが多く、ストレスに感じることが多い。書類の「男」・「女」の欄はいらないと思う。
  • また、着替えや合宿など、様々な場面でも男女に割り振られることが多いが、「男」か「女」か、と判断されることがストレスなので、サークルに入部することを断念したが、友達が増えたかもしれないと思うと残念。
  • カウンセリングなど利用したことがあるが、本当に私たちのことを理解したうえで、話を聞いてくれる方が少ない。
  •  絶対に家族には言えない。自分で認識し始めてからは実家に帰りづらくなった。(ばれたらどうしようと気を遣うから)

  

5.中学生の頃の自分に何と声をかける?

  • 「当たり前」「常識」「~すべき」などの言葉にとらわれなくて良いよ。自分がやりたいように、生きやすいように生きていいよ。
  • 嫌なことに対しては、逃げていいんだよ。もう少し、人に頼ったり、相談したりしてもいいんだよ。
  • 無理に強がらなくていいんだよ。あなたは一人じゃないんだよ。

 

 6.他に言っておきたいことがあれば、是非!

  • 人は、みんなそれぞれ違うので、その人にとっての「~らしさ」を他の人に押し付けないでほしい。
  • 親に従う必要はない。自分のことは、自分で決める。そんな権利の主体性について、もっと早く学校で教えて欲しかった。
  • 人の生き方に、どれが正しいとか、これが普通だとかないと思う。いろんな人がいて、色々な考え方があるからこそ、多様で豊かな社会になると思う。
  • 彼氏いるの?彼女いるの?じゃなく、好きな人いるの?と聞いてくれると少し楽。
  • 相手の話を否定せずに聞くことが大事だと思う。○○らしさを押し付けないで欲しい。誰が当事者であっても、問題のないようなコミュニケーションの取り方を!
  • 性に関して、ダメ!ということを強調すると、自分がそうだと気付いたり、失敗した時などに、逆に素直に相談したりできなくなる。

  

7.マイノリティの友人を持つ人にも聞いてみました。

  • 友達がカミングアウトした際、一瞬引いてしまった。でもよく考えたら友達は友達。何も変わらないのに・・・・引いてしまった自分が恥ずかしい。
  • 別に何も変わりませんよ。みんな違うんだから。

  

8.パートナーシップ制度について

  • どういう形にせよ、あった方が良いと思う。
  • パートナーシップ宣言をすることを目標(ゴール)にしている気がする。ゴールではない。
  • 今困っている人がいるわけだから、今から啓発・・・というのは違う気がする。啓発して満足するのではなく、制度づくり、環境づくりなど早急な対策をするべきだと思う。
  • パートナーシップ制度の中身が問題。今は使える制度がない。パートナーとの間に子どもを持ちたい人たちのため、里親制度の観点からも、パートナーシップ制度は必要。

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