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男女共同参画とは
更新日:2010年1月1日
男女共同参画社会ってなに?
参画
物事を決める場に、「参加する」だけでは不十分。「参画」とは、単に参加するだけではなく、方針の立案、決定などに至るまでの相談や議論の場に積極的に加わることを意味しています。
男女共同参画社会
男女共同参画社会基本法第2条の中で、男女共同参画社会とは、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」と定義されています。
すなわち、「男女共同参画社会」とは、人権尊重の意識を持ち、お互いの個性を認め合い、私たち一人ひとりが、対等な社会の構成員として責任を持ちながら、自分らしく生きることのできる社会のことです。また、「男・女」の性別にとらわれず、各々の持つ能力や特性を発揮しながら、お互い支え合って生きていくことのできる社会ということもできます。
なぜ、男女共同参画社会が必要なの?
国連が提唱した国際婦人年(1975年)を契機に、4度にわたる世界会議が開催され、女性の地位向上を目指した取り組みが世界的規模で展開されてきました。国内においても、男女平等の実現を目指して法律や制度が整備されています。
しかしながら、家事や育児、介護の大半を女性が担うなど、従来からの性別による固定的な役割分担意識は根強く残っており、これが女性の社会進出を阻害する大きな要因となっています。
このような性による差別をなくし、真の平等を確立するためには、憲法にも謳われているように、男女の人権が尊重され、だれもが正しい男女平等観を持って精神的、経済的に自立して行動することが求められています。そのためには、男女共同参画の視点に立った意識の改革や社会制度や慣行の見直しが必要です。