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防ぎましょう!高齢者虐待
更新日:2009年1月1日
「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」は、高齢者が尊厳を保ち生きていけるように、虐待の防止と保護のための措置、また、高齢者を支える養護者(介護者)の負担の軽減を図るために策定されたものです。
虐待問題の難しいところは、養護者が介護により心身ともに疲労し、追いつめられていることが少なくないことです。虐待をしていることに気づいても、さまざまな理由で自分では歯止めがきかなくなっていることもあります。
高齢者の虐待を防ぐためには介護の負担を軽減する策をとること、また問題が生じているときは第三者が介入するなどして、虐待の悪循環を止めることが大切です。
こんなことが虐待になります
身体的虐待
たたく、つねる、殴る、蹴る、やけどを負わせる、ベッドにしばりつける、意図的に薬を過剰に与えるなど
介護・世話の放棄・放任
空腹・脱水・栄養失調のままにする、おむつなどを放置する、劣悪な状態や住環境の中に放置するなど
心理的虐待
排泄などの失敗に対して高齢者に恥をかかせる、子ども扱いする、怒鳴る、ののしる、悪口を言う、無視するなど
性的虐待
懲罰的に下半身を裸にして放置する、キス・性器への接触・セックスを強要するなど
経済的虐待
本人のお金を必要な額渡さない・使わせない、本人の不動産・年金・預貯金などを本人の意思・利益に反して使用するなど
虐待に気づいたら
虐待に気づいた人には通報義務があります。虐待を止めることは、虐待をしている養護者のためにも必要なことです。早期に発見し、第三者が介入することで深刻化を防ぐことができます。
介護は一人で抱え込まないで!
高齢者の虐待は、社会的なサービスを利用するなど、養護者の負担を軽くすることで防げることも多くあります。また、認知症の高齢者の対応など、専門家のアドバイスにより適切な対応をとることで状態を変えられることもあります。無理せず、さまざまなサービスや制度を利用しましょう。
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