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熱中症にご注意ください
更新日:2025年4月30日
熱中症は7~8月にかけて発症のピークを迎えますが、暑さに体が慣れていない5~6月も注意が必要です。屋外だけでなく、室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
熱中症は、予防法を知っていれば防ぐことができます。
熱中症の正しい知識を身につけ、自分や周囲の方が熱中症にならないように気を配りましょう。
熱中症の症状
汗をかくことで体内の水分や塩分が減少し、血液の流れが滞るなどして、下記のような症状が現れます。
体温上昇、めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、筋肉痛、筋肉のこむら返りなど。
症状が進むと、頭痛、嘔吐、倦怠感、判断力の低下など。
応急処置をしても症状が改善されない場合は医療機関を受診しましょう
特に注意が必要な方
高齢者
熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。
暑さや水分不足に対する感覚機能や暑さに対するからだの調節機能が低下しているため、注意が必要です。
子ども
体温の調節機能がまだ十分に発達していないので気を配る必要があります。
障がいをお持ちの方
障がいによっては、汗をかけない・体温調節ができないことがあります。
のどが渇いていても気づかない・自分で水分がとれない・汗をふけないため体温が下がりにくい場合もあります。
★ご家族など、周りにいる方は、水分・塩分の補給を促すなど、熱中症予防の声かけ・見守りをお願いします。
熱中症の予防方法
熱中症を防ぐためには、状況に応じた対策を取ることが重要です。
暑さを避ける
室内
- 扇風機やエアコンで温度をこまめに調節する
- 遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用する
- 室温をこまめに確認する
屋外
- 日傘や帽子を着用する(帽子は時々外して、汗の蒸発を促しましょう)
- 指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)『涼み処』を活用し、こまめに休憩する
体の蓄熱を避けるために
- 吸湿性・速乾性のある、通気性のよい衣服を着用する
- 衣服の襟元を緩め風を通す
- 炎天下では、ふくしゃ熱を吸収する黒色系の衣服は避ける
- 保冷剤、氷、冷たいタオルなどでからだを冷やす
こまめに水分補給
室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分スポーツドリンクなどを補給しましょう。
マスクの着脱の工夫
屋外ではマスク着用により、熱中症のリスクが高まります。
屋外、特に運動時には熱中症を防ぐためにマスクを外しましょう。
「熱中症警戒アラート」「熱中症特別警戒アラート」の活用
環境省では、熱中症の危険性が極めて高くなると予測される場合に予防行動を促すため、暑さ指数が33以上となった時に「熱中症警戒アラート」を、35以上となった時に「熱中症特別警戒アラート」を発表しています。
メール配信サービスへの登録やLINE公式アカウントの友達追加をすることで、アラートが発表された際に情報を受け取ることができます。
詳細についてはこちらをご覧ください。
熱中症が疑われる人を見かけたら(主な応急処置)
- エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など涼しい場所へ避難
- 衣服をゆるめ、からだを冷やす(首の周り、脇の下、足の付け根など)
- 経口補水液を補給
- 熱中症が疑われ、病院に行くか救急車を呼ぶか迷った時には「#7119」に相談
自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車を呼びましょう!
関連ファイル
関連リンク
- 厚生労働省:熱中症予防のための情報・資料サイト(外部サイトにリンクします)
- 環境省:熱中症予防情報サイト(外部サイトにリンクします)