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「市長への手紙」に寄せられたご意見と回答(令和7年1月受付 掲載希望分)
更新日:2025年2月28日
JR美咲が丘駅へのエレベーター等の設置について
美咲が丘駅が最寄りのものです。
美咲が丘駅は荻浦、神在方面から利用するにしても美咲が丘方面から利用するにしても階段しかありません。それもなかなかの階段の量であることはご存知でしょうか?
子連れで利用する際、ベビーカーをもち、子どもも抱え、荷物等も持ち…と簡単なものではありません。御用の方はインターホンを押したら駅員に繋がると書いてありますが、不在が多く繋がったことがありません。新しく神在地区には住宅もできていますし、荻浦、神在には年配の方も多くいらっしゃいます。
近所の年配の方々も電車を利用し買い物へいく際、ショッピングカートを持っていきたいが階段のため持っていけないと嘆く方も多くいます。エレベーターの設置もしくは、荻浦神在方面からでしたら、ホームに直接繋がっているスロープのところに改札機の設置をしてほしいです。
回答要旨
美咲が丘駅においては、バリアフリー化がなされておらず、これまでも地域を始め、多くの方々からバリアフリー化の要望をいただいており、市としても市内鉄道駅のバリアフリー化の必要性を認識しているところです。
そのため、バリアフリー化に向け、継続的にJR九州と協議を行っているところですが、JRの駅のバリアフリー化における整備目標は、国の基本方針に基づき「1日3,000人以上の利用がある駅または、市町村が定める基本構想に生活関連施設として位置付けられた1日2,000人以上の利用がある駅」とされており、美咲が丘駅はその基準に達していないこと(令和5年度の美咲が丘駅乗降客数1,650人/日)から、駅のバリアフリー化が進んでいない状況です。
また、ご提案いただきましたホーム横スロープの改札機の設置についても協議を行っていますが、JR九州より通行幅や踊り場などのスペースが確保できないため、設置できないとの回答があり、改札機の設置も困難な状況です。
しかしながら、バリアフリー化の必要性は強く認識しており、国の基本方針の整備目標は令和7年度までとなっていることから、今後の基本方針の変更状況やJR駅の乗降客数の推移などを注視しながら、今後も継続的にバリアフリー化の実現に向けた協議を行っていきます。
JR美咲が丘駅へのエレベーター設置について
福岡市から糸島市へ移住したものです。小さな子供がいるのですが、ベビーカーをよく使い、電車にもよくのります。最寄りの美咲ヶ丘駅はエレベーターがなく、長い階段があり、ベビーカーに子供を乗せていくと、一回子供を下ろして、ベビーカーを持ち上げて上がらなければなりません。とても大変です。お年寄りの方も大変だと思います。是非エレベーターの設置、宜しくお願い致します。
回答要旨
美咲が丘駅においては、バリアフリー化がなされておらず、これまでも地域を始め、多くの方々からバリアフリー化の要望をいただいており、市としても市内鉄道駅のバリアフリー化の必要性を認識しているところです。
そのため、エレベーター設置を始めとするバリアフリー化に向け、継続的にJR九州と協議を行っているところですが、JRの駅のバリアフリー化における整備目標は、国の基本方針に基づき「1日3,000人以上の利用がある駅または、市町村が定める基本構想に生活関連施設として位置付けられた1日2,000人以上の利用がある駅」とされており、美咲が丘駅はその基準に達していないこと(令和5年度の美咲が丘駅乗降客数1,650人/日)から、駅のバリアフリー化が進んでいない状況です。
しかしながら、バリアフリー化の必要性は強く認識しており、国の基本方針の整備目標は令和7年度までとなっていることから、今後の基本方針の変更状況やJR駅の乗降客数の推移などを注視しながら、今後も継続的にバリアフリー化の実現に向けた協議を行っていきます。
健康増進温浴施設(糸島市泊)への交通利便性の向上について
糸島市泊にある健康増進温浴施設についてですが、高齢の方の早朝からの施設利用者数が多いとお見受けしました。お見かけするに70代から80代後半でも自家用車で運転され来ている方が多いようです。(調査してみればわかると思います)
泊北口バス停までの公的バスの本数がかなり少なく、活用しずらいのが高齢運転者の増えている原因かと思います。
免許返納の国の方針に沿うべく、助成金でシャトルバスを運行するようにこの施設に指導してくださるか、あるいは公共バスの本数を老人の多い時間帯に増やしていただくかして欲しいです。
回答要旨
糸島市内では、市の補助金のほか、国県の補助金を活用しながら、昭和自動車株式会社がバスを運行しています。しかしながら、近年の物価高騰や運行事業者の運転手不足等により、現状のバス路線の維持も困難な状況です。そのため、地域性や利用者数の状況に応じて、最小の経費で効率的かつ利用者ニーズにあった効果的なバス運行となるよう、調整しています。そのような中、ご要望のバス路線につきましては、市内全域のバス路線調整の中で運行しており、現時点において増便等の計画が立てられない状況です。
また、当該施設は、民間事業者が経営する施設であり、営業のためのシャトルバス等送迎サービスへの市公費の助成や事業者への指導等に関するご要望にお応えするのは難しい状況です。
限られた財源の中で、市民の満足度を向上させるためにバスの便数や運賃、各路線接続、運行時間帯を考えています。全ての利用者の方々に満足いただける状況ではないかもしれませんが、どうぞご理解をよろしくお願いします。
障がいの有無等に関わらず誰もが利用しやすいインクルーシブ公園の整備等について
私は、市内の放課後等デイサービスで働いております。
糸島には豊かな自然が沢山あり、おしゃれなカフェ等は沢山ありますが、子ども達が思いっきり身体を動かして遊べる公園があるともっと住みやすい街になるのではないかと思います。
そこで、糸島に幼児からご年配、障がいがある子から、障がいがない子まで遊べる「インクルーシブ公園」を作っていただきたいです。
私達デイスタッフは、子ども達のできることを増やすことを理念にもち日々、支援をしています。学習面はもちろん、運動面や他児との関わり、生活面で必要なお箸の持ち方や紐の結び方など、個々によって必要な支援を成長がゆっくりなお子さんに時間をかけて教えています。事業所によっては、土日祝日や長期休暇もお預かりをしています。室内での活動もですが、屋外での活動は公園を利用することがとても多いです。障がいがある子は筋力が弱い子が多く、公園で身体を伸ばして動くことは成長にとても重要です。普通の公園は、身体を上手に動かすことができる子は楽しめますが、障がいがある子は、足が上がりにくい、握力が弱く掴みにくい等の理由でうまく遊ぶことができません。
自閉症の身体を動かすことが好きな子は、「カラフルなものを好む・足元が不安定な場所が好き・高い所が好き・水が好き・狭い場所が好き・刺激が好き・飛ぶことが好き」などの特徴があります。
そんな特徴をもった子も、静かに遊ぶことが好きな子も、肢体不自由の子も、いろんな人が遊べる公園には、「外からも中からも覗ける少し隠れることができる遊具・大きなエアードーム・掴む部分が大きめのクライミング・ロープのジャングルジム・幅が広めの平均台・砂場・高めと低め、幅が広い滑り台・ネット付きのつり橋・匂配が少ないお散歩コース」
配慮の面では、「遊具の下はゴム素材の柔らかい地面・多目的トイレが多めのトイレの設置・広い駐車場・休憩できるような場所がところどころにある・車いすもそのまま入ることができるテーブル・自由に使える水場の設置(蛇口固め)・虫取りができる木や草」
また、駐車場や休憩場所、遊具にそれぞれ数字や色で覚えやすくして、管理棟も設置、シルバー人材の方や障がい者の方の就労の場として働けるようにすると、デイを卒業した子も行き場ができるのではないかと思います。月1回くらいのペースで、清掃イベントを企画して、糸島のフリーペーパーやSNS等に募集をかけていただくとデイサービスも、月1のイベントとして喜んで参加すると思います。
正直、デイサービスは他のデイサービスに対して敵対心というか壁を作ってしまっているのが現状です。他事業所はどんな支援をしているのか、どんな関わり方をしているのかわかりません。私たちも今、子ども達にしている支援はこれで良いのか、これはどこの事業所も思っています。
そこで、他事務所との意見交換としてもそのような場があれば、質の向上もできると考えております。みんなで良くしてレベルアップせれば、デイサービスを卒業できる子も増えてくるはずです。
全国的にもこどもデイサービスが多い福岡に、子どもからお年寄りまで、障がいがない子もある子も楽しく遊べるインクルーシブ公園を一緒に作っていただきたいです。
回答要旨
市が管理する都市公園では、様々な方が利用されることを踏まえ、現在、施設の整備や遊具の設置を進めており、公園施設の更新時期や改修時期に合わせ、トイレ等施設のバリアフリー化やインクルーシブ遊具の設置も選択肢としながら実施しています。また、糸島市運動公園や伊都の杜第1公園の一部にはインクルーシブ遊具を設置しており、令和7年度には工事予定の丸田池公園再整備(令和7年4月開設の糸島市市民交流センター北側)や、新規に整備を予定している池田南地区の公園においても誰もが楽しく遊べる公園整備を計画していますので、是非ご利用いただければと思います。今後も遊具の更新、整備においては、インクルーシブ遊具も考慮しながら更新していく予定です。
次に、遊び場確保の観点から、市子育て支援センターでは、室内での親子の遊び場として「子育て広場」を週5~6日開設しています。子育て広場は、障がいの有無に関わらず自由に遊べる場ではありますが、障がいのある子どもがのびのび遊べるよう、月2~3回「きらきら広場」を別途開設しています。きらきら広場では、障がいのある子どもやそのきょうだい児がのびのびと体を動かして遊び、保護者も周りに気兼ねすることなく子どもと過ごすことができるよう環境整備に努めております。市子育て支援センターでは、きらきら広場を引き続き開設していく予定です。
最後に、他事務所との意見交換に関して、本市では「糸島市自立支援協議会」を設置し、障がい者及び障がい児への支援体制について、親の会などの当事者を含めた多くの関係者で定期的な協議を行っています。
また、この協議会の下部組織である「児童専門部会」では、研修会や情報交換などを行い、障がい児への支援についての課題の抽出や情報交換などを行っています。
ご意見にあるように、事業者間の横連携は良質な障がい児福祉サービスを提供するための重要な要素だと考えます。今後も、事業者間の横連携を活発にしていく取組を含め、障がいのある子どもたちへよりよい支援を行うための仕組みづくり等について、糸島市児童発達支援センター(令和7年度中に開設予定)や関係者の皆さんと一緒に考え、実践していきたいと思います。
糸島高校前駅のホーム屋根について
毎朝、福岡市内への通勤のために糸島高校前駅を利用しています。
電車を待つ際は、比較的空いているホームの端で待っていますが、糸島高校前駅はホームの両端1両分ずつに屋根がありません。
雨の日は傘を差しながら待つことになりますが、通勤時間帯はホーム上に人も多く、列車がホームに入ってくるときに風で傘が飛ばされそうになるのを見たこともあります。
列車と傘が接触するなどの危険を避けるためにも、ホームの両端への屋根の設置を検討いただけないでしょうか。
回答要旨
糸島高校前駅につきましては、糸島高等学校、糸島高等学校PTA、糸島高等学校同窓会、糸島市行政区長会、JA糸島、JF糸島、糸島市商工会、糸島市観光協会などで、「筑肥線新駅設置促進期成会」を組織し、平成23年からJR九州に新駅設置の要望活動を続け、約10年間かけて実現した新駅となります。
このように、糸島高校前駅は、地元からの要望により設置された「請願駅」であるため、駅舎建設に必要な費用については、地元が負担することとなっておりました。
建設費用については、国の補助金を一部活用していますが、基本的には「筑肥線新駅設置促進期成会」が主体となって集められた寄付金で賄っております。
そのため、駅舎等の施設で一部設備が簡素になっている部分があり、ご利用者の皆様にはご不便をおかけする点もあるとは思います。ご利用者の皆様の声を受けながら、JR九州との協議に努めてまいりたいと思いますので、ご理解をいただきますよう、よろしくお願いいたします。