トップページ > 市政情報 > 広報・広聴 > 出張 月形市長室 > 令和5年度「出張月形市長室」開催報告
令和5年度「出張月形市長室」開催報告
更新日:2024年5月1日
「出張 月形市長室」とは
この取り組みは、市の情報収集機能の強化を図るため、市長自ら市民の皆さんと直接懇談し、生の声を聴いて、今後のまちづくりに生かしていくもので、市長がテーマを設定し、関係者の皆さんに参加していただきます。
いただいた貴重なご意見は、市でしっかり検討し、今後のまちづくりに生かしていきます。
第1回のテーマ「スポーツ環境について」(令和5年8月21日開催)
スポーツを糸島の一つの魅力とする取組につなげるため、地域でスポーツ活動をしている中学生と、スポーツ環境などについて懇談しました。
主なご意見
1.屋外スポーツは天候に左右されるので、屋内で練習できる施設が欲しい。けがを防止するためにも、芝生のグラウンドがあるとうれしい。2.大会などで他市町村から来る人も多くなるので、多目的体育館までの交通手段が増えるといい。コンビニもあったらいい。
3.クラブチームでも市の体育施設を無料で使えるようになるとありがたい。
4.スポーツを続けていくためには、目標があることと、楽しむことが大事だと思う。
5.スポーツ活動を通じて、勉強との両立や、人との接し方を教えてもらっている。
第2回のテーマ「地域の防災士の役割について」(令和5年8月22日開催)
地域の防災力のさらなる強化につなげるため、防災士の皆さんと地域の防災士の役割などについて懇談しました。
主なご意見
1.各行政区に自主防災組織ができたが、訓練と実際の災害は違う。実効性のある組織にしていく必要がある。
2.地域住民に「防災」を意識してもらうところから始めないと、危機感が生まれてこない。
3.防災士の資格を取って活躍の機会を待っていたが、最近の災害を見て、待ちの姿勢ではなく、地元の地形を知ることから始めるなど、自分から行動するようにしている。
4.地域の中で誰が防災士なのかわからない。防災士同士がつながる仕組みができると、情報共有や新たな活動につながっていく。
5.校区・行政区での防災士の位置付けが不明確であり、自主防災組織などと連携できれば、防災士としての活躍の場が広がる。
6.女性や外国人、障がい者など、多様な視点を持って取り組むことも大変重要になる。
第3回のテーマ「障がい者の就労について」(令和5年11月6日開催)
障がい者が就労するにあたっての支援策につなげるため、障がいのある方や障がい者支援を行っている方と懇談しました。
主なご意見
1.障がい者は、運転免許証を持っていないことが多く、交通弱者でもある。糸島市はバスの本数が少なく、福岡市に働きに行く人も多い。
2.車いすでは、移動手段がエレベーターになるため、職場環境によって、働く職場や人事異動などが限られてくる。
3.知的障害があり、職場の同僚に意図が伝わらないことがある。あいさつなどを心掛けているが、お互いを理解できるコミュニケーションの場が増えるといい。
4.思い込みが壁となるので、「分かるでしょ」「できるでしょ」ではなく、お互い自分から声を掛けていくこと、伝えていくことが重要だと思う。
5.障がい者が働きやすい職場は、障がいがない人も働きやすい職場であることの理解が広がれば、障がい者の社会参加も広がっていく。
第4回のテーマ「外国人が住みやすいまちづくりについて」(令和5年11月20日開催)
外国人の暮らしの支援策につなげるため、外国人の方や支援活動を行っている方と懇談しました。
主なご意見
1.日本に来て一番困ったことは、人脈がなかったこと。日本語ひろばに参加して、人脈が広がった。
2.日本語ひろばは週2回程度。ボランティア活動で限界もあるため、学べる場の拡大に向けた支援があればありがたい。
3.病院や市役所などでの難しい言葉は理解できないので、支援があるとうれしい。
4.留学生や技能実習生は学校や会社の支援が受けられるが、その家族やどこにも所属していない人は苦労しており、引きこもりになっていると聞く。交流の場や支援が必要と思う。
5.外国人の支援活動を行っているが、組織に属していない人たちに情報が届けられない。引っ越し手続きの時に情報が届けられればと思う。
6.外国にルーツがある子どもたちには、支援の必要性の有無などを判断するコーディネーターの役割が必要だと思う。
7.国際交流協会は外国との交流が役割だったが、糸島に住む外国人との交流など、外国人も住みやすい糸島づくりに取り組んでいきたい。
第5回のテーマ「働く世代の健康づくりについて」(令和6年1月29日開催)
働く世代の健康づくりに対する支援につなげるため、市内事業所の方と懇談しました。
主なご意見
1.市が実施したウォーキングラリーは面白い企画だったので、事業所としても連携できる部分があると思う。
2.共働き世代が多いので、健康づくりに関する情報は会社などの職場に伝える方がよい。広報紙なども読んでいるが、健康に関心がないと情報は入らない。
3.市長から市内事業所に、健康経営の表彰を行うなど、健康づくりに取り組む機運を高めていく必要がある。
4.若い世代の人は、健康に対する不安を感じていない。若い世代へのアプローチとして、自分の成果が見える仕組みができると、もっと関心を持つと思う。
第6回のテーマ「新しい働き方について」(令和6年2月15日開催)
新たな働き方をする人たちに選ばれるまちになるため、テレワーカーなどの皆さんと懇談しました。
主なご意見
1.移住してきてもなじめずに出ていった人もいるようなので、事前に地域の情報を知っておくことは大事だと思う。
2.地域の回覧板も、ITを使って必要な時に情報を流すようにすることも可能であるが、その方法を地域と話す機会がない。
3.市内事業所は人手不足の状況が多いが、副業という働き方が認知されていない。テレワーカーが地域の仕事や取組に関われば、自分たちの働きがいと地域とのつながりという一石二鳥になる。
4.例えば「きららの湯」にワーキングスペースがあれば、コミュニケーションもリフレッシュもしながら仕事ができるようになるのではないか。