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株式会社二丈環境整備センターの取組を取材しました!
更新日:2026年1月24日

環境保全事業に加え、全社員でSDGsを学び身近な取り組みを実践
株式会社二丈環境整備センター
- 代表取締役社長 山本美和さん
- 専務取締役 山本道明さん
- 常務取締役 梶原健二さん

二丈環境整備センターの山本社長(中央)、山本専務(右)、梶原常務(左)
二丈環境整備センターは、1963年の創業より二丈地区にて、主に一般廃棄物の収集運搬と浄化槽の維持管理事業を行っています。2022年に「福岡県SDGs登録制度」の第1期登録事業者に認定された同社では、SDGs目標「11.住み続けられるまちづくりを」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」につながる取り組みを推進。会社としての事業活動にとどまらず、社員一人ひとりが日常生活の中で「個人で手軽にできるSDGs」を実践しています。代表取締役の山本美和さん、専務取締役の山本道明さん、常務取締役の梶原健二さんに活動の内容や今後の展望を伺いました。
全社での取り組みに加え、「個人で手軽にできるSDGs」を実践
SDGsの取り組みを始めたきっかけは何だったのでしょうか。
- 梶原常務 きっかけは2019年、所属する福岡県清掃事業協同組合連合会からSDGsについて案内されたことです。弊社はもともと地域の美化活動に参加しており、全社員が環境保全への高い意識を持っていました。そのため生活環境に携わる企業として、SDGsの取り組みを推進することを決意しました。とはいえ、SDGsの目標には壮大なテーマが多く、目標達成にどこまで近づけるかが課題でした。膨大な時間や費用がかかると思われる目標もあったのですが、まずは会社や個人ができることから一歩ずつ始めていくことが大切だと考え、取り組みを始めました。

SDGsの取り組みについて語る皆さん
実際に取り組んだことを教えてください。
- 梶原常務 まずは社内で3回にわたりSDGsの勉強会を実施し、社員への意識付けを行いました。第1回「SDGsとはなにか」、第2回「SDGs17の目標をより詳しく学ぶ」、第3回「各個人で目標を設定し、宣言をする」というステップで、理解を深めていきました。工夫した点は、ただ内容を説明するのではなく、SDGsが自分たちの業務や生活にどのように関連しているかを一人ひとりが発表し合う場にしたことです。さらに、社員全員分の取り組み目標をリスト化し、毎月目標の達成状況を◎△×で振り返り、報告し合う運用も始めました。
取り組みを推進する中で、難しかったことはありますか。
- 梶原常務 個人の取り組みにおいて最も課題だったのは、目標を掲げて終わりにならないよう「継続すること」です。目標には簡単な内容も含まれていますが、実践し続けるために生活に密着し現実的な取り組み目標にすることを意識しました。例えば、「不要な電気はこまめに消す」「職場にマイボトルを持参する」など、個人で手軽にできる取り組みを掲げました。また、全員の目標リストを会社の掲示板に貼り可視化し、お互いに取り組み状況を確認し合うことでモチベーションを維持しています。

全社員で複数の取り組み目標を記載し、毎月振り返る
リサイクル活動の習慣化を新たにスタート
他にも実施した取り組みはありましたか。
- 梶原常務 以前から取り組んでいた月1回の美化活動や、年1回のラブアース・クリーンアップへの参加に加え、新たにリサイクル活動を本格化させました。具体的には、シュレッダーを2台設置して不要になった紙類を「リサイクルできる用紙」と「できない用紙」に分別。食べ終わった弁当やカップ麺の容器は、各自で洗って同じ種類ごとに重ねることでごみを減量化。使用済みのプリンターインクは回収先の学校へ搬入するなど、細かな取り組みを一つ一つ習慣化していきました。
リサイクルできる・できない用紙を分けてシュレッダーにかける
SDGsのロゴを貼った、牛乳パックやトレーの分別ボックス
活動の継続により社員の意識や地域との関わり方が変化
SDGsの取り組みを進めていくことで、どのような変化がありましたか。
- 梶原常務 紙のリサイクルやごみの分別などを最初は面倒に感じることもありましたが、みんなで習慣化する仕組みを整えることで、当たり前にできるようになりました。
- 山本専務 社員教育の一環で、車の停止時にエンジンを切ろうと伝えました。以前なら戸惑った表情をする社員もいたと思いますが、SDGsの取り組みを行ってからは「なぜそれが必要か」という背景を理解してすぐに行動に移してくれるようになりました。一人ひとりに意識が浸透していることを実感しています。
- 山本社長 波止場の清掃や地域の美化活動を続けていくうちに、以前よりも大きいごみが減ったことに気づきました。取り組みを始めた頃は軽トラックに大きなごみを積んで持ち帰っていましたが、今はごみ袋を持参するだけで足ります。清掃中に散歩をしている方から声をかけていただくことも増えました。地域の方が見てくださっていることを実感し、継続することの大切さが身に染みています。

月1回の美化活動の様子

清掃時は全社員でSDGsのバッジをつけ活動の認知を進める
消防団活動や社員の健康維持の取り組みも推進
その他の取り組みと今後の展望を教えてください。
- 梶原常務 消防団に所属している社員が多いので、業務中に火災など災害が発生したときには消防団活動を優先してもらい、団員でない人がバックアップするという緊急時の体制を整えています。この取り組みはSDGs目標「11.住み続けられるまちづくりを」につながります。
また、毎週水曜日を禁酒禁煙の日として全社員が健康に過ごせるような取り組みも開始しました。こちらはSDGs目標「3.すべての人に健康と福祉を」を意識しています。やるからには中途半端で終わらないように続けることが大事ですので、これからも社員全員が無理のない範囲で取り組めることを、コツコツと継続していきたいです。

全社員がさまざまな委員会に所属し、健康推進や美化活動に取り組む
力を集結して、糸島の人々が笑顔で暮らせるまちを目指す
最後に、活動を通じて糸島をどんなまちにしたいですか。
- 梶原常務 弊社はもともと、「笑顔あふれる糸島のために」というコンセプトを掲げています。これからも一人ひとりの小さな力を集結することで大きな力にして、SDGsの目標を達成できる糸島に近づけていきたいです。例えば、いつか美化活動をする必要がないくらいきれいになるなど、糸島の人々が笑顔で暮らせるまちになることを心から願っています。弊社では清掃活動の様子など、気軽にできる取り組みを会社のHPのブログやInstagramでも発信しています。皆さんにもぜひ知っていただき、一人ひとりができる取り組みを広げるきっかけになったらうれしいです。
【企業情報】
企業名:株式会社二丈環境整備センター
創業:1963年1月
従業員数:29名
所在地:〒819-1601 福岡県糸島市二丈深江九丁目11番11号
主な事業:二丈地区ごみ収集運搬業、し尿収集運搬業/浄化槽保守点検業、浄化槽設置工事業、浄化槽補修工事業



