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松吉建設株式会社の取組を取材しました!

更新日:2025年11月11日

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捨てられるはずの木材から 子どもたちへ届けるものづくりの心

  • 松吉建設株式会社  専務取締役 松吉孝達さん
              現場監督  古里和磨さん
              広報担当  澤井舞さん
  • 有限会社原田工務店 代表    原田信二さん

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「出張!糸島こども大工」の中心メンバー。左から澤井さん、古里さん、原田さん、松吉さん

松吉建設株式会社は、1961年の創業以来、地元・糸島に根ざし、主に土木工事、マンションや一戸建て住宅の建築を行っています。建築現場でどうしても発生してしまう木の端材を再利用し、「出張!糸島こども大工」というイベントを2024年から開催。子どもたちへ「職業体験×SDGs」の学びを届けています。専務取締役の松吉孝達さんをはじめとする中心メンバーに、この取り組みの背景や今後の展開について伺いました。

建築現場の課題から生まれた発想

取り組みを始めたきっかけは何だったのでしょうか。

  • 松吉さん 建築現場ではどうしても端材が出てしまいます。手を加えたら何かに使えそうだけど、捨てるしかないと残念に思うことも多く、どうにか活用できないかと考えていました。また地域とつながり、弊社を知ってもらう機会も探していました。さらに現場には若手の参入が少なく、職人さんたちの後継者不足も心配するようになってきました。そこで、その端材を活用し、本格的な大工道具を使い、子どもたちにものづくりを体験して魅力を知ってもらう「出張!糸島こども大工」を始めました。

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こども大工について朗らかに話す松吉さん

どのようにして取り組みを進めていったのですか。

  • 古里さん 何をどうやって作るかは、そのときにある端材を見て、大工の原田さんに相談し、具体的に決めていきます。対象が年長園児なので、その年齢に合った工程や道具の種類を選んでいます。2024年からこれまでに3回開催して、いずれも写真たてと椅子を作りました。また普段建築現場で一緒に作業する専門業者さんも、うちのSDGsに向けたこの取り組みに賛同し、ボランティアで協力してくれています。
  • 松吉さん 以前から顔見知りだった就労系障がい者福祉施設「MUKA」さんにも声をかけました。端材にはささくれがあり、そのままでは使えないので、MUKAさんの木工部にお願いして安全に使えるように研磨してもらっています。1回目は、うちが園舎を手がけさせてもらった前原中央保育園で行いました。2回目も園舎建築で関わりのあった、福岡市にあるゆきぞの幼稚園。その幼稚園には、うちが一戸建てを建てたご家庭のお子さんも通っていました。そこで、その建築現場で出た端材で作ったベンチを幼稚園に寄贈したところ、大変喜んでもらえました。こうやって自然にSDGsの考え方を子どもたちに伝えられるところも気に入っています。

安全第一で試行錯誤し、毎回改善を重ねる

具体的にどのような取り組みをしましたか?

  • 澤井さん 当日は、年長さんと保護者の方が一緒に、写真たてや椅子づくりに挑戦してもらいます。そのときによって使う道具は異なりますが、かなづちやインパクトドライバー(ネジ締めを自動で行える電動工具)を使い、木材を組み合わせて固定していきます。また、大工の原田さんのアイディアで、写真たてに飾る絵をペンで描いてもらったりもしました。

大変だったことはありますか?

  • 原田さん 一番はケガをしないやり方や道具を考えることですね。対象年齢の子どもがどこまでできるか考えるのが大変です。
  • 古里さん かなづちで釘を入れるのが難しく、なかなか入らないことがありました。そこで釘をなくすやり方を検討して、かなづちを使わずインパクトドライバーを使った回もありました。一方で、「大工体験なのにかなづちを使わなくていいのか」という議論にもなり、今も検討中です。
    また、参加人数によって、準備する道具の数も検討する必要があります。回を重ねるごとに工程を簡略化したり、時間配分を変えてみたりと、改善を続けています。写真たてや椅子の形も少しずつ変えています。毎回、イベントの後には良かった点と改善点を話し合います。ただ、終わった直後はいつも「ケガがなくて良かった!」とみんなで安堵するのが恒例です。
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    イベント試行錯誤について思い出し、思わず笑顔になる古里さん

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    当日は端材からできた椅子の材料や子ども用のヘルメットなどを準備

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    迫力ある音を響かせるインパクトドライバーと子ども用の軍手

子どもの成長と予想外のつながり、広がる喜び

取り組んでみてどうでしたか?

  • 松吉さん いつもお子さんたちが楽しそうに参加してくれているのを見ることができて、とても喜んでいます。イベント参加後、落ちている木を見て子どもが「あれ使えるのにもったいないね」と話していたとアンケートに書いてあり、うれしかったです。「大工さんになりたい」という夢を持ってくれた子もいたようで、やってよかったと感じています。
    意外だったのは、この取り組みによって、協力業者の方たちと仕事以外の会話が増え、仲が深まったというメリットがあったことです。社内においても同じようなメリットがありました。親子で参加した社員がその魅力を周りに伝えてくれたり、部署の壁を越えた交流が生まれたりと、思いがけない効果に驚かされました。前回は九州大学起業部QUSISで興味を持った2名も手伝ってくれました。このように、取り組みを通してつながりが増えていくことも大きな成果だと思っています。
  • 澤井さん 参加した子どもからは「楽しかった!」「もっとやりたかった!」という声をたくさん聞くことができました。「端材で作ったとは思えないほどきれいな椅子ができました」という保護者の意見もありました。また保育園の園長先生からは「自分の手でモノを作る喜びを味わい、大人が本気で関わってくれたことは子どもたちにとって貴重な経験となりました」といううれしい感想もいただけました。
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    イベント当日、スタッフの指示を真剣に聞く子ども

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    できあがった椅子に座り満足気にポーズをとる子どもたち

地域とつながり、SDGsの仲間を増やす

今後はどのように展開していきますか?

  • 澤井さん 保育園だけでなく、夏には植物などを販売しているグリーンピクニック糸島さんとコラボし、小学生も参加OKの「出張!こども大工×グリーンピクニック糸島」を開催しました。その日は端材を使い、植物やお花を入れる木箱を作りました。また、11月には九大伊都蔦屋書店さんとコラボし、本棚を作る予定です。このようにいろいろなところでイベントを開催し、ものづくりの魅力や大変さもたくさんの人に知ってもらいたいと考えています。この体験を経て、物を大切にする心が育まれることも願っています。
  • 松吉さん このこども大工のイベントを1つのツールとして、地域との関わりを増やしていき、SDGsを意識する仲間も糸島で増やしていけたらと考えています。長く続けられるように、コンセプトや内容はシンプルにすることも心がけています。また、料理研究家の佐藤彰子先生をお招きして、糸島の旬を味わう糸島料理教室をモデルハウスで月に1~2回開催しています。モデルハウスを活用しながら、糸島の「食」と「住」の豊かさを体感してもらえる活動も継続していきたいです。
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    次のイベントに向けて活発に意見が飛び交う

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    笑顔でつながる松吉建設の中心メンバー


【企業情報】
企業名:松吉建設株式会社
創業:1961年
従業員数:約46名
所在地:糸島市千早新田140番地8
主な事業:総合建設業(土木・建築・住宅・不動産・リフォーム)

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経営戦略部 企画秘書課
窓口の場所:4階
ファクス番号: 092-323-2344

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電話番号:092-332-2111

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