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【終了しました】令和6年度伊都国歴史博物館開館20周年記念秋季特別展「吉備と伊都国」

更新日:2024年11月24日

R06「吉備と伊都国」バナー4

会期                         

開催期間

令和6年10月5日(土曜日)から11月24日(日曜日)まで

注)休館日:毎週月曜日。ただし、10月14日(月曜日・祝日)、11月4日(月曜日・祝日)は開館し、10月15日(火曜日)、11月5日(火曜日)は休館。

開館時間

9時から17時(入館は16時30分まで)

会場

糸島市立伊都国歴史博物館(福岡県糸島市井原916)

内容

伊都国歴史博物館は、今秋開館20周年を迎えます。
これを記念し、特別展「吉備と伊都国」を開催します。

吉備は、現在の岡山県と広島県の東部を指す地域です。温暖で、天気の良い日が多いことから、「晴れの国」とも称されています。
気候が安定し、肥沃な土地が広がっていたことから、弥生時代には稲作が盛んになり、多くの人々が暮らしていたようです。
また、吉備は瀬戸内海のほぼ中央部に位置していることから、海上交通の要衝として発展し、弥生時代の終わりごろになると富を蓄え、権力を掌握した王が誕生します。王は巨大な墓に葬られ、そこで生まれた風習や文化は、後のヤマト王権の成立に深く関わったと考えられます。

特別展では吉備の王墓「楯築墳丘墓」出土品をはじめ、重要文化財を含む貴重な資料を借りて展示します。吉備の繁栄ぶりや伊都国とのあゆみ方の違いなどもぜひ、ご覧ください。

吉備と伊都国(表)


吉備と伊都国(裏)

特別展観覧料

大人500円(団体400円)、高校生200円(団体150円)

  • 中学生以下無料
  • 有料入館者20名以上の団体の場合、上記()内の団体料金でご覧頂くことができます。
  • 身体障がい者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳等を提示の場合は無料です(付添い1名まで)。

 注)特別展期間中は、通常の入館料と異なりますのでご注意ください。

展示の見どころ1 吉備の王墓 楯築墳丘墓

楯築墳丘墓は、弥生時代後期に築かれた全長約83mの巨大墳丘墓で、同時代では国内最大級のものです。
形も特殊で双方中円形(そうほうちゅうえんけい)を呈しています。
墳丘の中央部には木槨(もっかく)とよばれる木の部屋を造り、その中に王が眠る木棺(もっかん)が収められていました。
木棺の中には赤色顔料(せきしょくがんりょう)が敷き詰められ、総重量32キログラムにもなります。
墳丘の上には高さが3mを超えるような巨石が立てられていて、訪れる人を圧倒する迫力があります。
本特別展では楯築墳丘墓の副葬品を通じて伊都の王と吉備の王の共通点や違いを紹介します。

碧玉製管玉(へきぎょくせいくだたま)、ヒスイ製勾玉(ひすいせいまがたま)、メノウ製棗玉(めのうせいなつめだま)

碧玉管玉、ヒスイ勾玉、メノウ棗玉(楯築)

鉄剣

鉄剣(楯築)

人形土製品(ひとがたどせいひん)

人形土製品(楯築)

弧帯文石(こたいもんせき)(レプリカ)/楯築墳丘墓(岡山大学考古学研究室蔵)

弧帯文石(楯築・レプリカ)


 展示の見どころ2 吉備の青銅器

伊都国の青銅器といえば銅鏡で、三雲南小路遺跡・井原鑓溝遺跡・平原遺跡の伊都国三王墓で110面以上の銅鏡が出土しています。
吉備では弥生時代終末期以前の銅鏡はほとんどありませんが、注目される資料として銅鐸があります。
銅鐸は偶然に発見されるものが大半を占める中、高塚遺跡では集落の隅に埋納された状態で銅鐸が出土し、時期が特定できるものとして注目されています。
また、高塚遺跡からは25枚の貨泉(かせん)や棒状銅製品(ぼうじょうどうせいひん)も出土していて、青銅器生産が行われた可能性も指摘されています。
このほか、北部九州から持ち込まれた中細形銅剣のほか、古墳時代のヤマト政権から配布された三角縁神獣鏡や銅鏃も展示し、吉備とヤマトとの関係性についても紹介します。

突線流水文銅鐸

銅鐸(高塚・重文)

棒状銅製品

棒状銅製品(楯築)

貨泉/高塚遺跡(岡山県教育委員会蔵)

貨泉(高塚・重文)

中細形銅剣/久米南町別所遺跡(岡山大学考古学研究室蔵)

銅剣(久米南町)

三角縁神獣鏡/権現山51号墳(岡山大学考古学研究室蔵)

三角縁神獣鏡(権現山51号墳)

銅鏃/浦間茶臼山古墳(岡山大学考古学研究室蔵)

銅鏃(浦間茶臼山古墳)

ほか、重要な資料を多数展示します。

特別講演会

特別講演会 1 終了しました

  • 日時:10月26日(土曜日)
  • 演題:「楯築墳丘墓と吉備の弥生時代」
  • 講師:清家 章氏(岡山大学文学部教授) 
       清家章氏 

特別講演会 2 終了しました

  • 日時:11月23日(土曜日)
  • 演題:「玄界灘~瀬戸内の海上交通を探る」
  • 講師:大庭 孝夫氏(福岡県教育委員会)
       大庭孝夫氏

各特別講演会共通事項

受付開始:10月1日(火曜日)から

会場:伊都国歴史博物館 4階研修室(福岡県糸島市井原916番地)

時間:14時~15時30分(受付13時30分~)

定員:100人(要事前申し込み・先着順)
注)定員に到達次第受付を終了します。

参 加 費 :各回500円(観覧料を含む)

申込方法:博物館の窓口で直接、または電話(092)322-7083 にてお申込みください。

    お問い合わせ

    伊都国歴史博物館
    電話番号:092-322-7083

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