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趣味の手芸を生きがいに・・・島本ヒナ子さん
灯台もっと暮らし
まちづくりの拠点を目指し令和2年4月から新たにスタートした可也コミュニティセンター。
情報発信のツールとして、広報誌(しまてらす だより)も内容をリフレッシュし、新コーナー“灯台下暗し”を連載していす。ホームページでは“灯台もっと暮らし”として公開していきます。
可也校区のまだまだ知られていない、生活に役立つお店・心豊かになる場所・一生懸命に頑張っている人等にスポットをあて、校区の良さをアピールするコーナーです。
第18回 「趣味の手芸を生きがいに・・・島本ヒナ子さん」(令和3年10月)
第18回目は、志摩師吉在住の島本ヒナ子さん
今回ご紹介するのは、手芸の達人、島本ヒナ子さん(志摩師吉在住)。
島本ヒナ子さん
「私の手芸はすべて独学なので達人なんて」と謙遜されるかもしれないが、その作品はどれもが独学とは思えない素晴らしい出来栄えで驚く!
まさしく手芸の達人である。
ご出身は広島で、結婚、転勤で北九州から姪浜へ。そしてこの糸島へ移住して38年になるとのこと。
手芸との出会いは姪浜で暮らしていたころのネクタイ作りに始まる。
もともと手作りが好きで、独学で色々な作品を作ってきたそうだ。
そんな島本さんが唯一習ったのが布の草履作り。
布草履の制作の様子
その工程は、
- 布地の下処理
- 洗濯
- 裁断
- アイロン
- 素材の完成
- 編む
素材の生地は購入の他、着物をほどいたもの、綿の柄物のシ-ツの再利用など、今でいう再生可能な素材を生かして作るSDGsの取り組みに匹敵する。
手間がかかる布草履作りは編むまでの下準備の大変さにより、先生からは「10人教えて1人残るかどうか」と言われたそうだ。
そんな手間のかかる工程経て草履の片方を編むのに3時間ほど。
島本さんの布草履は下処理がとても丁寧なので、出来上がりがとても美しく配色も素敵なので評判がいい。
しかしながら、今の使い捨てや安価で何でも揃うご時世、なかなか手作り作品の需要がなく販売するとなると厳しい現実がある。
ご自身は、「販売は二の次、人に差し上げて喜ばれるのが好き」と笑顔で答えられる。
本当に手芸がお好きなのだと思った。
コロナ禍で2年続けて開催できていない可也校区の文化祭出展の常連さんでもある。
布草履やかごバッグなどの作品
子育てを卒業しいきいきと楽しく過ごされているお姿は、とても輝いて素敵でした。(塩田)